2023-05-04 Thu
花田塾チャリティセミナーの際に、登壇者のお一人の神崎先生がプレゼンで使用されていた出典元がこのテキストになります。神崎先生の最新刊で、かつ特急シリーズの最新刊ですね。《TOEIC L&R TEST パート5特急 基本の150》

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僕はセミナー当日に1冊いただき、その場で150問を一気に解いたのですが、素晴らしい内容でした。さすがは神崎先生!と思いました。実は僕、2007年から、かれこれ16年、神崎先生の大ファンで、神崎先生の本は全部持っています。
特急シリーズ、やどかり出版の著書などは当然ですが、新TOEIC TESTウルトラ語彙力主義、TOEICテスト出まくりリスニング、新TOEIC TEST神崎式200点アップ術(上下巻)なども大好きです。特に、ウルトラ語彙力と出まくりリスニングは自然と例文をすべて覚えてしまうくらいやり込みましたね。懐かしい。
さて、基本の150の話に戻りましょう。本書はTOEIC全受験者にお勧めいたします。理由は幾つもありますが、大きく分けると以下の通りです。
① まさにオーセンティック!
② バランスが良い!
③ かゆい所に手が届く!
④ 実は基本の600!
それぞれ説明を加えると、①のオーセンティックとは、TOEICの出題傾向とピッタリ一致ということです。本書に使われている語彙や文法項目などは、まさしく公開テスト本番そのものであります。
②のバランスは問題構成のことを指します。150問のうち、英文法に焦点を当てたものが60問、語彙やコロケーションに寄せたものが90問あって両者のバランスがちょうどいい、ということです。先ずは文法の60問を突破してから語彙問題に入る構成になっています。
かゆいところに手が届くという点は2つあります。1つ目は語注の充実とその掲載位置です。本書の対象者を広くするために必要にして十分の語注を掲載してくれています。そしてその位置は問題が掲載されているページの下段です。下段なのであえて見ようとしなければ見えませんし、単語が分からなかった際の手助けとして解答を見る前に参照することができます。通常のテキストというものは裏のページに解答記号・和訳と一緒に語注があって、語注を見ようとすると解答が分かってしまうし、和訳も見えちゃうんですよね。その不具合を解消してくれています。
もう1つのかゆいところに手が届くは、問題文の再掲載です。表のページで問題を解いて、裏のページをめくると、ページの先頭に囲みがあって、空所を補充した完全な英文と和訳が示されているのです。これがいい。表のページに戻らなくていいし、正解の選択肢が空所に補充されているのでストレスなく音読することができます。ありそうでなかったcustomer-drivenな構成です。
そして本書最大のお勧めポイントが、最後の、実は600という点です。正解の選択肢の英文があるのは当たり前ですよね。それが問題文なんですから。しかし、本書は裏ページの解説で、なんと!誤答の3つの選択肢にも例文をあてています。つまり(1+3)×150=600の例文を学ぶことができるのです。これが素晴らしい!しかも音声はこの600の英文すべてを収録しています。太っ腹!まさに神!
最後にひとつ説明を加えますと、本書は「基本の150」と銘打っていますが、決して「易しい150問」ではありません。900点オーバーの受験者でも悩む難問も収録されています。僕が解いていても、うん?とブレーキがかかる問題が所々に埋め込まれています。まさにTOEIC全受験者必携の書なのであります。
皆さま、是非、手に取ってみてください。この本が税込み880円で手に入るのは奇跡です。英語力が桁違いの神崎先生ですが、和訳が実に上手い!和訳が上手い英語テキストは、和文を秒で英文にする際に力を発揮するんです。
ではでは。
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