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Rabbit

Author:Rabbit
50代(男性)
私大法学部卒
東京都内に生息
海外留学・海外赴任経験なし
趣味は英語学習と居酒屋巡り
著書は以下の通り
『サラリーマン居酒屋放浪記』
『サラリーマンのごちそう帖』
『TOEIC L&Rテスト860点奪取の方法』
『TOEIC L&R TEST 上級単語特急 黒のフレーズ』
『TOEIC L&R TEST 超上級単語特急 暗黒のフレーズ』

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リーディングスピードの加速法(後半)
このトレーニング法の注意点が2つあります。1つ目は、高倍速で聴くスクリプトは、普通の倍速(1.0倍速)で何度も聴いていて、かつ、スクリプトも何度も見ていて完璧に理解できているものに限るということです。内容が理解できていないまま、高倍速で無理に聴こうとすると却って悪影響ばかり出てきますのでお勧めしません。無意識に、おそらくは正しくないであろう思考回路が形成されてしまう懸念があります。

もう1つの注意点は、自分に合っている倍速を慎重に選ぶということです。「和訳を諦められるスピード」は僕の場合、1.5倍速ですが、人によっては1.25倍や1.1倍が適しているかもしれません。また、逆に、1.5倍でも間に合ってしまう人もいます。その場合は1.75倍、2.0倍とさらにスピードを上げていく必要があると思いますが、そのレベルに達している人は既にこのトレーニングは不要でしょう。

また、同じ素材でも聴き慣れてくると、多少スピードが速くても和訳できてしまうようになるので、その場合は、更にスピードを上げるか、もしくは素材を変えます。僕の場合は、1.75倍にすると、音が割れたり、飛んだりするので、最近は倍速は1.5倍のまま、素材を変えるようにしています。

このトレーニング法は、まだ僕としても試行中であり、全ての人に同様な効果があるかどうか自信が持てなかったので、これまでブログで開示するのは躊躇していました。しかし、この度の英語部勉強会でご質問いただきましたので、思い切って記事にしました。

実は、このトレーニング法がリーディング力アップに貢献するとは思っていませんでした。偶然発見しました。昨年のある時期、僕のウイークポイントであるリスニングを強化しようとリスニングばかりやっていて、リーディングの勉強を一切やっていない時期がありました。それなのに、公開テストやIPテストで、リーディングセクションの解答時間が次第に早くなっていることに気づき、思い当たったのです。「あ、リーディング中に頭の中を1.5倍速の音が鳴っているんだ・・・」と。リスニングを強化したくて始めたトレーニングがリーディング力の強化に繋がるとは思ってもみないことでした。

僕の経験からすると、このトレーニングで使用する素材は、リスニング模試のPART3&4で十分です。特別な素材は必要ありません(ただし、PART1&2だと短過ぎて効果が出ないように思います)。余裕があれば、読解特急などに付属のリーディング素材の音声もいいでしょう(僕はそこまでやっていません)。慣れてくると、初見のリーディング模試でもトレーニングしている倍速で音が鳴ります(実際に音が聴こえてくるわけではありません。上手く表現できませんが、そんな気がします)。

皮肉なもんですね。リスニングを強化したくて始めた倍速トレーニングで、リーディングのほうが早く効果が出てきてしまったなんて・・・。でも本当のことだから仕方ありませんね。嘘は書けません。

振り返って思うに、母国語でない限り、一般的に、自分が過去に聴いたことがあるスピードより早く読むことは困難なのです。これに当てはまらない、恵まれた資質をお持ちの人も確かに少数はいますが、一般的には難しいだろうと思います。ですから、今まで試したことがないのであれば、速い音声を聴いてみることは多くの学習者にとって意味があることだと僕は思っています。このトレーニングを一定期間継続してもリーディングスピードが上がっていかない人は、おそらく自分に合っている倍速の選定を誤っているか、スクリプトの内容が完全に理解できていないか、のいずれかか、あるいはその両方だと思います。

あくまでの自分の経験だけを基に紹介してきましたが、興味のある方は試してみてください。僕は、今後も、通常より早い音声に遅れずについていける思考回路を作ることで、リスニング力のアップと併せて、同時に、リーディングスピードのアップも目指していくつもりです。

何かご質問がございましたら、このブログ記事にお気軽にコメントください。当日は難しいと思いますが、数日中にはお答えします。

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学習会 | 18:30:34 | トラックバック(0) | コメント(8)
リーディングスピードの加速法(前半)
毎日、PART7を欠かさずに読んでいるのにリーディングスピードが上がらない。毎日、英字新聞やTIMEなどを読んでいるのにリーディングスピードが上がらない。こんなに、多読も精読もしているのに・・・。そんな悩みを抱えている人は結構多いのではないでしょうか?

どうしても公開テストでリーディングを解き終えることができない。何とか解き終えても、完全に全ての正解の根拠を特定するまでには至らない。このレベルだと、余程自分と相性が良い問題ばかり出題されない限り、リーディングスコアは450点~475点位で頭打ちになります。

早く読もうと焦れば焦るほど読み落としが多くなり、結果として、もう1回戻って同じ箇所を読まなくてはならない回数が増えていく。これを繰り返しているうちはリーディングで480点以上は獲れません。運良く獲れても1回だけで、2回、3回と続かないでしょう。

よく様々なテキストで推奨されているのは、リーディングでは時間を計って、つまり1分間で180ワードとか、200ワードとかを読むトレーニングをすることですね。確かに早く読もうとする意識は大切です。しかし、早く読もうと意識するだけで本当に早くなりますか?実際、早くなりましたか?早く読む訓練を推奨するテキストは見かけますが、どうしたら早く読めるようになるのかを詳しく言及しているテキストにはあまり出会ったことがないのです。だから自分で試行錯誤してきました。

ノンネイティブが英語のリーディングスピードを上げるための鍵の一つは(全てではありません)、実はリスニングのトレーニング法に関係しているのではないかと僕は考えています。僕が試行しているトレーニングはリスニングのスクリプトを1.5倍速で聴きながらスクリプトの意味を追いかけていくことです。

何故1.5倍速か?それは、そのスピードが僕にとって「和訳を諦められるスピード」だからです。1.1倍や1.25倍だと、僕の場合、頭の中で和訳が何とか間に合ってしまいます。それだと駄目なんです。1.5倍速以上のスピードだと頭の中で和訳していたら間に合わなくなるので、半ば強制的に「英語の語順のまま意味を考える」ようになるのです。

実は、これがリーディングで活きてくるんです。僕が気づいているだけで、その効用は3つあります。

1つ目の効用としては、リーディングのスクリプトを読んでいる時に、頭の中を1.5倍速で音が流れるようになります。当然、1.5倍速でスクリプトの文字を追うことになります(実際は、ある理由によってもっと早くなるのですが、話が複雑になり過ぎるのでここでは割愛します)。

2つ目は、英語の語順のままスラッシュリーディングができるようになります。いわゆる「帰り読み」、「戻り読み」をしなくなります。従って、ネイティブの思考形式のまま読んでいくことになります。そうせざるを得なくなります。

そして最後3つ目は、これを実感できるようになるとPART7の正解率がグンと上がるのですが、文章を読み進めていく過程で、次に何が書かれているかをある程度予測することができるようになります(これは前述の2つ目の効用と密接に関係しています)。ある動詞を見た瞬間に、「次にはthat節が来るな」とか、「過去のことではなく、これから起こることが次に出てくるな」とか、ある接続副詞を見た瞬間に、「話が逆方向に展開されるはずだ」とか、「これまで述べてきたことの例証が始まるぞ」とか、そういう類のことです。

他にもいくつか理由はあるのですが、概ね以上3つの理由でリーディングスピードが上がっていきます。早い人で1ヶ月くらい、標準的な人で3ヶ月くらい、遅い人でもおそらく6ヶ月くらいで効果が出るのではないかと僕は考えています。僕の場合、3ヶ月くらいで早くなったと実感しました。その人が現時点で持っている語彙や文法の力量も大きく影響しますから、当然、個人差はあります。

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学習会 | 18:28:55 | トラックバック(0) | コメント(0)
模試との付き合い方
TOEICのスコアを上げるために最も有効なツールは、言うもでもなく模試です。TOEICでは過去問が開示されていませんので、定評のある市販の模試を購入し、それを徹底的に解きまくることがスコアアップに向かっての最短距離です。

では、どうやって、この模試と付き合っていくか?ということが重要なわけですが、英語部勉強会のQ&Aセッションで、各パネラーがどのくらい模試を解いているのか、お答えするシーンがありました。

それぞれ、かなり違う数を示されたのですが、僕は15模試と回答しました(下段の注1参照)。僕の場合、これは2時間通しで解いたことがある模試の数のつもりでした。休みなく通しで200問です。15では少ないですか?そうは思いません。

リスニングだけ通しで100問解いた数、リーディングだけ通しで100解いた数は、15どころではありません。リスニングだけ、あるいはリーディングだけなら、1日で10模試だってやったことがあります。どちらか片方なら(大体リーディングですが)5模試くらい普通です。ただ、これも纏まった時間がある時だけです。年間に数日ですね。

通常はもっと細切れに解いています。これもカウントすれば、どうなるでしょう?数えたことはありませんが、PART毎に分割して解く数は圧倒的に多いはずです。PART5だけ25セット1000問、PART7だけ10セット480問、PART2を20セット600問、という感じですね。

通常の学習は、電車の中でPART毎にやっています。リスニングに至ってはテキストすら見ずに模試を聴き流しています。これだって効果はあるはずなのです。僕はそう信じて毎日やっています。

だからと言って、2時間のフル模試が全く必要ないなんて言っていません。時間さえ許せば、周りの環境さえ整えば、やったほうがいいに決まっています。それが、より本番の公開テストに近い学習方法だからです。本番での時間配分や体力の残し方、また、解くPARTの順番や、スコアレベルによって捨ててしまうべき問題の線引きなど、こうした感覚はフル模試を体感する中で養うのが現実的です。990点にリーチをかけた今、最後の実力養成を目指して、Oサンダーさん主催の「模試解きまくり会」(下段の注2参照)に、時間の許す限り、ほぼ毎週参加しています。990点を狙っての最後の総仕上げのつもりで仲間達と共に毎回真剣に挑んでいます。

だけど、現実にはそれができない事情を抱えた人も沢山いますから、2時間のフル模試をやらないと絶対ダメだとも言いたくないのです。纏まった時間がとれなくて、それでも頑張っている人達の夢を奪うような発言はできません。そもそも、そう思っていませんから。少し遠回りにはなるけれど、細切れの学習だけだって絶対にスコアアップはしますし、満点だって絶対に狙えます!

ここで1冊、僕が尊敬する著者のTOEIC本を紹介します。

時短特急

このテキストはヒロ前田さんの時短特急です。帯にこう書かれているのが、目を引きますね。それは、

「2時間なんて、ありえねぇ・・・。」

「2時間なんて、ありえねぇ・・・。」

「2時間なんて、ありえねぇ・・・。」

です。

この書籍が出た当時、僕は仕事が忙しかったし、2時間も静かな一人の環境で模試を解くなんてできなかった。だからこそ、心に響いて、即購入しました。あの前田先生でもそうなのか、って安心したんですね。以降、安心して分割模試をやるようになった。それで、現実に、満点を狙える位置まで来ました。

人にはそれぞれの事情があります。自分ひとり自由になる時間の量に限って言えば、人は決して平等なんかじゃありません。だから学習スタイルも人の数だけあったっていいんです。

英語部勉強会では短い時間でお答えするしかありませんでしたので、詳しくご説明できませんでした。もし誤った認識を与えてしまったのであれば、ここでお詫びの上、訂正させていただきます。

分割してこなした模試の数であれば、正確にカウントはしていませんが、おそらくリスニングで50セットくらい、リーディングで150セットくらいだと思います。

勉強法等で何かご質問がございましたら、このブログ記事にお気軽にコメントください。当日は難しいと思いますが、数日中にはお答えします。

(注1)ちなみに15とは、公式問題集Vol.1~Vol.5、Tactics for TOEIC、究極の模試の7冊です。2時間ぶっ通しでフルセットを解いて復習もきちんとしたセットしかカウントしていません。それはこの7冊だけです。

(注2)この「解きまくり会」の模試は2時間フルセットで解いていますが、「フルセット解いたことがある模試」にカウントしていません。自分の中で理由は2つ。いずれも復習が不十分であること、模試ではなく、本番の公開テストだと思って参加していること(真剣勝負なので、そもそも模試だとは思っていません)、です。

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学習会 | 18:25:44 | トラックバック(0) | コメント(2)
英語部勉強会を終えて
長い間、楽しみにしていた英語部勉強会が終わりました。僕は初参加だったのですが、講師陣の一人に加えていただく栄に与り、忘れることのできない一日となりました。

迂闊にも数日前から風邪で体調を崩してしまい、薬と注射で何とか誤魔化して参加したのですが、終始、頭がボーっとしている状態でしたので、自分の発表の時もQ&Aセッションの時も歯切れが悪かったと思います。

また、それ以外の懇親会等の席でも、反応が鈍かったりして周りの方に不快感を与えてしまったかもしれません。この場を借りてお詫びいたします。失礼がありましたら本当に申し訳ございませんでした。立っているのがやっとでした。どうぞお許しください。

それにしても、懇親会の2次会まで参加された方は、8時間以上の長い時間に亘って、熱いTOEIC話ができたことになりますね。僕自身もそうでしたが、通常では味わうことができない貴重な体験だったのではないでしょうか?

こんなスケールの大きい集まりを主宰できるのは、今のTOEIC界では流水さん以外にはいないでしょう。改めて、企画から主催まで一手に担っていただいた流水さんに感謝申し上げます。本当に有難うございました。

また、貴重な休日に、人によってはかなりの遠方からお集まりいただきました。愛すべきトーイッカーの皆様、お疲れ様でした。次回はまた8月に開催されますが、今回より更にスケールの大きい勉強会になることは間違いないでしょう。

半年先にはなりますが、おそらくあっという間です。その時までにひとまわり成長していないと皆さんに合わせる顔がありませんね。3月からの公開テスト5連戦を全力で戦った後、お互いに成長した姿で、再びお会いしましょう!

※勉強会当日にご質問いただき、説明が足りなかった件につきましては、別記事で記載します。「模試との付き合い方」「リーディングスピードの加速法(前半)」「リーディングスピードの加速法(後半)」です。

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学習会 | 14:08:35 | トラックバック(0) | コメント(10)