2016-06-14 Tue
最近、海外出張に2回行ってきて感じたことは、英語の4技能のうちで、コミュニケーションに一番欠かせないのはリスニングの力だなということです。読む、書く、話す、は一応何とかなりますが、聴く、は何とかなりません。せいぜい必死に聴く、くらいです(笑)。相手が言わんとすることが聴き取れなくて、もう1回言ってもらうことはできますが、ネイティブは、もう1回同じスピードで同じことを言ってくれるだけで、スピードは落としてくれないんですよね。
仕方ありません。あのスピードも含めて英語なんですから。必死に食らいついて聴いていると、そりゃあ、ほぼ理解できます。ですが、その集中力を1日中保ち続けるのは並大抵のことではありません。疲れちゃうんですよね。2時間の公開テストなんて目じゃない。
もっと楽にネイティブスピードに追いついていける聴解力を養わないと、海外で仕事はできませんね。そう痛感しました。TOEICのリスニングは決してスピードが速くないし、静かな環境で聴くことができるので、そんなに死ぬほど集中しなくても聴けますが、現場の英語は違う。
しかも、TOEICのナレーターと違って話す相手は限られた数じゃない。今回の出張で話をした外国人は70人を超えます。それぞれ国籍も違えば、話し方も違いました。聴きやすい人もいれば、相当頑張って聴かないと、何を言っているのか分かりづらい人もいました。
一方、一般的な学習者が心配しているスピーキングは大抵、何とかなりますよ。これはTOEICで地道に増やしてきた語彙や表現が助けてくれます。喋ってみて通じなかったら、別の表現で言い換えれば大抵、通じます。TOEICで培ってきたパラフレーズが活きるんですよ。
意外ですよねえ。僕は日頃、スピーキングの練習は全くしていませんが、英語を話すことでは殆ど困ることはありませんでした。引き出しをあけるだけだからかな?
しかし、何とかなるだろうと自信を持って臨んだリスニングが大変でした。日頃、通勤電車の中では、TOEICの素材を倍速トレーニングで聴いているから、スピード負けしないで何とか対応できたけど、あれを毎日やっていなかったらと思うとゾッとします。
今後も頻繁に海外に行くような状況になったら、少し考えないといけませんね。トレーニング素材はTOEICの教材で全く問題ないと思いますが、もっと悪条件でも普通に聴けるように、日々のトレーニングに工夫が必要かな。会話の基本は、相手が何を言っているのかを把握することですから、そこをクリアーできないと会話が成立しませんからね。
ではまた。
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