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Rabbit

Author:Rabbit
50代(男性)
私大法学部卒
東京都内に生息
海外留学・海外赴任経験なし
趣味は英語学習と居酒屋巡り
著書は以下の通り
『サラリーマン居酒屋放浪記』
『サラリーマンのごちそう帖』
『TOEIC L&Rテスト860点奪取の方法』
『TOEIC L&R TEST 上級単語特急 黒のフレーズ』
『TOEIC L&R TEST 超上級単語特急 暗黒のフレーズ』

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TOEIC TEST サラリーマン特急 新形式リスニング
11/7にTOEIC受験者待望の特急シリーズがリリースされます。TOEICリスニングに造詣が深い八島晶さんの新刊です。TOEICの新形式に対応している本書は、その名も〝TOEIC TEST サラリーマン特急 新形式リスニング〟です。

新形式満点リスニング

Amazonでのご注文はコチラから↓
TOEIC TEST サラリーマン特急 新形式リスニング

本書は、前作〝新TOEIC TEST サラリーマン特急 満点リスニング〟の進化バージョンです。前作は、TOEICリスニングといっても、Part3とPart4のみの取り扱いでしたが、本書は、Part1とPart2も含み、リスニングセクション全体をカバーしています。

前作から約1年半の時を経て新たに生まれ変わりました。2016年5月から導入された新形式のKey Wordは、文脈理解と自然な応答です。1文だけ理解できても全体の流れを見失うと正解に辿りつくことができません。

本書は、Part3とPart4の攻略のカギは、「文脈を聞き取るリスニング力」 「文脈を予測する先読み力」と断言する著者が提唱する、トレーニング方法と解法テクニックを完全公開しています。

また、新形式が開始されてから難化してきたパート2に出題されている 「ひねった応答問題」の出題パターンと、解答のコツまで徹底解説していることもポイントになっています。

TOEIC学習のテキストに重要なことは、汎用性があることと、再現性があることです。そのテキストに書いてある語彙や音声が理解できればいいというものではありません。そのテキストで学んだことを、いかに本番のテストで活かすことができるか、にかかっています。

僕は、著者の八島さんとは個人的に親交が深いので、彼の指導者としての実力をよく知っています。期待できる1冊です。本書で培ったホンモノの実力をひっさげて、公開テストで堂々と勝負しましょう。詳しいレビューは実際に本書を存分に味わった後に、このブログで書きます。

とりあえずは、Amazonで一時的に品切れになる前にポチってしまいましょう!密林に急げ!

ではまた。

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TOEIC国内本レビュー | 11:50:15 | トラックバック(0) | コメント(2)
早稲田あいぴー結果
10月9日に受験しました早稲田大学のTOEIC IPテストのスコアシートが帰ってきました。前日の明治大学のIPテストは、リーディングは495点でしたが、リスニングで1問足らず490点、合計985点に終わりました。

早稲田のほうも、リーディングは自信がありましたが、リスニングがどうかなあ、という感じでした。2問ミスくらいで済んでいるような気もしますが・・・。さて、結果や如何に?

≪じゃあ~ん、じゃじゃじゃあ~ん≫
201610早稲田アビメ

990点でした!リーディングはアビメがオール100の全問正解のおまけつきです。リーディング100問正解はやっぱり嬉しいですね。模試でもなかなかありません。集中力が相当高まっている時しかできません。

リスニングは、やっぱり3問間違えているみたいです。200問正解の道は険しいですね。簡単ではありません。う~む・・・。

2週間後の今日は、公開テストのオンライン結果発表ですね。そちらはどうでしょうか?感触としては、出来は芳しくなかったのですが、それでも結果を楽しみに待ちましょう。

ではまた。

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公開&IPテスト | 08:00:34 | トラックバック(0) | コメント(2)
今日は取材日でした
今日は久しぶりにゆったりとした時間を持つことができたので、夕方までは構想を練り、そこから先は取材にあてました。

頭で考えるだけでなく、実際に現場に出てリアルな情報を得ることは重要なのです。想像と現実のギャップを埋めてくれます。

今宵も大いなる気付きを得ることができたので、家に閉じ籠っていないで出掛けてよかったです。う~む、外の空気は素晴らしい。

明日は楽しみにしていたイベントがあります。清涼院流水さんとHUMMERさんのコラボレーションです。今から嬉しすぎて仕方ないので、もう1,2件、飲みに行きますかね?←吉田類か!

ではでは。

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未分類 | 19:58:07 | トラックバック(0) | コメント(0)
勉強会とか新刊とか
間近に控えている勉強会とか新刊とか、書きたいテーマは幾らでもあるのですが、今日は完全休養日と位置付けていますので、後日、書きたいと思いますm(__)m。

今になってかんがえてみると、TOEICは新形式に移行して活性化しましたね。新形式に対応するために、セミナーやテキストも需要が高まりました。それ自体は好ましいことだと思います。

しかし、もっと大切なことは英語力の基礎をじっくりと築いていくことだと思います。新形式ブームに流されぬよう、自信の目標を見失わないように気をつけなくてはなりません。

新形式TOEICを楽しみながら、かつ、自分の直近の目標、最終的な目標に対する意識を忘れずに頑張っていきましょう(*^.^*)。

ではでは。

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未分類 | 20:43:36 | トラックバック(0) | コメント(0)
Rabbitの居酒屋放浪記≪番外編≫~大久保・日の出中華
本稿は拙著〝サラリーマン居酒屋放浪記〟の番外編として執筆しました。放浪記には36話分が収録されていますので、本稿は 37番目のアナザー・ストーリです。書いていたら何だか自然と涙が出てきました・・・。1話~36話は下記の本に掲載されていますので、ご興味がある方は覗いてみてくださいね。

サラリーマン居酒屋放浪記はコチラから!

放浪記

昔は街でよく見かけた昭和の食堂も、今では少なくなりました。店頭のガラスケースの中に、決して出来がいいとは思えない古めかしいメニューサンプルが飾ってあって、それでも子供心にワクワクしたものです。初めてオムライスを見たのも街の食堂だったっけ・・・。あの時の卵の黄色と赤いケチャップの色は忘れることができません。

居酒屋と違って食堂とか定食屋さんは、昼前からお店を営業しているわけで、近所のおじさん達がビールかなんかを美味しそうに飲んでいましたね。いつか自分も大人になったら、あの席でビールを飲もうかなとか思ったりして・・・。ものの見事にそうなりましたけど・・・。

大久保駅徒歩2分の〝日の出中華〟も、そんな憧憬の念を呼び覚ます、街の食堂だった。地方から東京に戻ってきて数年が経った頃、仕事帰りに何回となく足を運んだ。最初のうちは、お酒は全く飲まずに、カレーライスばかり食べていたけど、そのうち、ビールを飲むようになり、気が付けば、金宮の一升瓶をキープしていました。

この店のお父さんとお母さんは素晴らしい。美味しいものを手際よく提供するプロ魂もさることながら、お客さんを気持ちよく飲食させてくれるホスピタリティには頭が下がる思いです。特に、お母さんの接客は見事でした。

初めてホッピーを注文した日。アテは何にしようかなと一瞬迷っていると、

「うちは餃子が美味しいから餃子にしなさい。1枚?2枚?」

と言われ、言われるまま餃子を1枚いただきました。問答無用の餃子お勧め攻撃は、この店の専売特許であることを後で知らされました。これが、旨い!肉、キャベツ、ニラ、ニンニクのバランスが絶妙で、かつ、下味の塩加減が程良く、いくらでも食べることができます。結局、初めて注文した餃子をもう1枚追加しました。もっと早く食べれば良かった。

これ以降、日の出中華に立ち寄ると、先ずは餃子!が定番となりました。一つ目は何もつけずに食べて餃子そのものを味わい、二つ目は胡椒だけ振りかけてアクセントをつける。三つ目からは、醤油と酢とラー油を自分の好みにブレンドして食べます。ひとりだけの餃子堪能ワールドです。

ひとしきり餃子を味わった後は、次のメニューに移るわけですが、これがまた悩ましい。一体どれくらいの数があるのか、正確に数えたことはありませんが、おそらく百は超えています。どれも美味しいから、脳ミソをフル回転させて選ばなくてはなりません。前回は、レバーの生姜焼きとナスの醤油炒めを頂いたので、今日は、ハムカツと目玉焼きに、しめじの竜田揚げもいっちゃおうかな。

金宮のホッピー割をチビチビ飲みながら、次の注文品を考えるのもまた楽しい。独り酒は自由な時間を謳歌する時間でもありますね。このお店は〆のご飯がバリエーション豊富で、どれも美味しいから時間をかけてゆっくり楽しみたい。元々はカレーライスに惹かれて通っていたわけですが、その後、炒飯もドライカレーもチキンライスもチャレンジして最高に旨かった。ソース焼きそばは、おつまみにもピッタリです。どれもデフォルトで大盛りだけど・・・。あ、ホッピーがない。

「お母さあ~ん、ホッピーの外、1本ちょうだい!」

「アナタ、たくさん飲むし、飲むの速いから2本にしなさい。」

「はあ~い。じゃ、2本で。手が空いたら氷もくださいね。エヘヘ。」

「ハイハイ。」

という感じで、この日も、憧れの昼飲み・食堂飲みを満喫していたわけですが、

その悲しい出来事は、ある日突然やってきたんだ。仕事に追われていて、しばらく顔を出すことができずにいたのですが、土曜日の昼下がりに、ようやく暇な時間ができたので、喜び勇んで総武線は大久保駅を目指し、お店の前に立ちました。しかし、そこには、いつもとは違う風景があったのです。

えっ?何?どうなったの?どういうこと?え?しばし、茫然自失。ショーケースのメニューサンプルは、すっかり空っぽになっていて、お店の中も、見慣れたテーブルとイスだけが、居なくなってしまった主人を待ちわびるようにポツンと鎮座しておりました。

心臓の鼓動が収まらないまま、何かの間違いだろう?そう思いたかったけど、「貸店舗」の張り紙があり、不動産業者の名前と電話番号が記載されていました。まさに青天の霹靂・・・。ご高齢のご夫妻でしたから、近い将来、こうなることは覚悟してはいましたが、なんで今日なんだよ・・・。ガックリと肩を落としました。

昭和の時代から長きに亘り、おそらく、延べにして何十万人ものお客さんの胃袋を満たし、幸せな時間と空間を作り出してきたであろう〝日の出中華〟は、その役割を終え、今、静かに幕を閉じたのです。ひとつの時代が終わりました。

それからどのくらい立っていただろう。時計では計ることができない時間が流れていたような気がします。心の中で〝さようなら〟と〝有難う〟を何度も繰り返し、ようやく、お別れを決意してガラスウインドウに背を向けた、その時、優しいお母さんの声が後ろから聴こえたような気がした。

「うちは餃子が美味しいから餃子にしなさい。」

ああ・・・、持ってきてくれよ、何枚でも食うからさ・・・。

ドドドドッと音が聴こえて、夕刊を配達する新聞配達のバイクが横を走り抜けていった時、ようやく我に返り、最後にもう一度だけ挨拶しようと思った。寒い夜には身体だけでなく心まで温めてくれた、日本一の食堂を僕たちは決して忘れません。

さらば、日の出中華!

ありがとう、日の出中華!

お父さん、お母さん、ありがとう、有難う、アリガトー!

(完)

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未分類 | 14:27:19 | トラックバック(0) | コメント(6)
Reminder:TOEIC L&R公開テスト申し込み
12月11日に実施される第216回TOEIC L&R公開テストの申し込み期限は、週明けの11月1日(火)15:00です。もう申込み手続きは完了していますか?

毎年、一番、申し込み忘れが多いのが12月なんですよ。それは、11月のテスト日と12のテスト日が接近しているからです。

つい最近申し込んだよなあ、と思っているアナタ!それって、11月のテスト分じゃないですか?12月は未だ申し込んでいないのではないですか?

もう一度、TOEICのホームページにアクセスして勘違いしていないか確認してください。ホントに12月は危ないんです。過去、涙を飲んだ人を、僕は沢山知っています。

じゃあねー。

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未分類 | 12:17:21 | トラックバック(0) | コメント(0)
第5回FIRE TOEIC勉強会参加者募集中!
11/5の土曜日、僕のTOEIC学習仲間のtomoさんが勉強会を開催します。その名も〝FIRE TOEIC勉強会〟です。熱きトーイッカー、tomoさんらしいネーミングですね。いい名前だと思います。

今回で5回目になるようですが、大変評判の良い勉強会です。学習熱心なtomoさんの丁寧な解説が人気の秘密です。あなたも参加してみませんか?シリーズものではありませんから、過去に参加したことがない方でも全く問題はありません。

以下が「第5回FIRE TOEIC勉強会」の概要です。11月5日の土曜日開催ですよ!

-スケジュール
12:15 開場 受付
13:00 模試スタート
15:00 終了(答え合わせ&休憩)
15:20 Part5、6解説
(ここで一旦休憩タイム)
16:30 Part7 解説
18:00 終了
18:20 懇親会スタート(希望者だけです)

-場所
新宿区の会議室(参加希望者には詳細をお伝えします)

-会費
990円(予定)

教材は、つい先日発売された公式問題集(公式 TOEIC Listening & Reading 問題集 1)です。この中に2セットの模試が入っていますが、当日はテスト2を使用します。各自でご用意くださいね。

公式問題集

公式問題集は、言わずと知れたTOEIC学習者のバイブルです。これをやらずして公開テストを受けるなど考えられません。しかし、この問題集、日本語訳も語注も解説もついてはいるものの、必ずしも十分とは言えません。初中級者には厳しい点も多々あります。FIRE TOEIC勉強会のように多くの仲間が一堂に会して学習するからこそ得られる気づきがある筈です。

高得点者も参加されるようですから、この際、分からない点は遠慮なく聞いてしまいましょう。疑問点は早く解決するにこしたことはありません。勉強会をきっかけに学習仲間ができたり、終生のライバルと出会うことだってありますよ。必要なのは、ほんの少しの勇気です。

ご興味がある方のコンタクト方法は、下記の2つです。

既にtomoさんとTwitterで相互フォローの関係になっている方は、tomoさんのアカウントへTwitter DMを送ってください。

tomoさん

相互フォローになっていない、あるいは、ご自身がTwitterをされていないという方は、僕が橋渡し役をさせていただきます。このブログ記事にお名前とメールアドレスを添えて、隠しコメントを入れてください。

それでは受付を開始します!

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学習会 | 12:55:19 | トラックバック(0) | コメント(12)
新形式の傾向と対策~リーディング編
前日のリスニング編に続いて、今日はリーディング編です。ご承知の方も多いかと思いますが、公式にアナウンスされた新形式リーディングの変更点は以下の通りです。

Part5:変更なし(問題数のみ40問から30問に減)
Part6:文挿入問題の追加(問題数は12問から16問に増)
Part7:トリプルパッセージ、意図問題・位置問題の導入(問題数は48問から54問に増)

こうして改めて見てみると、大して変わっていないように思えますが、実際には劇的に変わりました。上記の明確な変更点以外にも、明らかに傾向に変化が見られるからです。その多くは難易度を高める方向で変化しています。

先ずはPart5です。変更前の事前情報では、問題数が10問減るというだけで、それ以外の変更点はないという見方が一般的でした。割合的には、語彙問題よりも文法問題の相対的な比率が高くなるだろうとは言われていましたが、その程度の変化を見込んでいたわけです。

ですが、全く違いました。Part5全体が様変わりした印象さえ受けます。一言でいうと、問題文の文頭からピリオドまで丁寧に読まないと、正解の選択肢を確実に選ぶことが難しくなりました。文頭からピリオドまで読むという行為は、一般的には当たり前のように思われるかもしれませんが、75分間という短い時間で大量の文書を読み、かつ、100の問いに答えるという作業は並大抵ではありません。

そこで、我々は、解答時間を短縮できるタイプの問題をある程度分類し、問題文の空欄前後だけ見て正解に辿りつくスキルを身に着けてきました。これをテクニックと揶揄する声も聴こえていましたが、僕はそう思っていませんでした。日頃の学習ではピリオドまできちんと読んでいるからこそ、テスト本番で見切ることができると信じているからです。それはテクニックなどという曖昧なものではなく、不断の努力の賜物であり、実力です。

しかし、これが封じられつつあります。空欄前後の文の形だけで正解を判断できるタイプの問題が、ゼロになったわけではありませんが、明らかに減ってきています。情報量が少ない短いセンテンスにおいても、正確に文脈(あるいはセンテンスとしての整合性)を読み解いたり、より自然なコロケーションを完成させる力が求められるようになりました。あるいは、正確な文法と語法の知識を総動員して、あり得ない英文の形を排除する高度なスキルも必要になってきています。これらを〝変化〟と言わないわけにはいきません。

次に、Part6ですが、このパートの変化は見た目にも顕著です。これまでは、単語や短いフレーズで空所を補うパートでしたが、文を挿入する問題が新設されました。これまで以上に文脈を追いかけ、次の展開を予測する力が試されているわけです。

これまで、Part5とPart6を隔てていたものは、〝空欄のある英文〟を読んだだけでは正解を選べないタイプの問題でした。前後の文脈から最も適切なものを選ぶ問題です。時制であったり、語彙であったり、話の展開を左右する接続副詞であったり、形は様々ですが、文書全体の内容を理解していなければ正解を特定できないタイプの問題です。

これに、更に、文挿入の問題が追加されたことで、より正確に文脈やパラグラフ毎の英文の役割を理解しなくてはならなくなりました。もはや、従来のように〝何となく正解を選ぶ〟ことはできません。従来にも増して、誰が誰に向けて、何の目的で書いた文書なのかを十分に理解し、それぞれの段落が担う役割は何なのかを把握しなくてはならないパートに生まれ変わりました。

そして、最も変化が激しいパートがPart7でしょう。意図問題についてはリスニングでも触れましたが、設問に示されているフレーズだけ見ても正解は選びにくい作り込みになっています。むしろ、その前後の文脈から発話者の意図していることを読み取らなくてはなりません。チャット形式の文書にも慣れなくてはいけませんね。

位置問題は、現在のところ、SPにしか登場していませんが、これも慣れないと苦労しますね。しかし、Part6の文挿入問題と違い、設問の英文自体は正しいわけですから、段落の役割を強く意識する読み方が身についてくれば、それほど苦労せずに解答できるようになるような気がしています。ですが、今後、これがマルチプルパッセージに登場してくるようになると、警戒しなくてはならないでしょう。負荷が高くなります。

最後に、最も厄介なのがトリプルパッセージでしょう。文書の数が2つから3つに増えただけであれば、大したことではありません。トリプルパッセージを難しくしているのは、文書の数ではなく、設問が現れてくる順番です。これまでのダブルパッセージでは、1問目と2問目は大抵、一つ目の文書だけ読めば解答できました。3問目から、2つ目の文書も読まないと解けない体裁になっていたわけです。

これが崩されました。1問目から、3つ目の文書まで目を通していないと解答できない問題が登場してきています。これはトーイッカーにとって大事件でした。3つの文書を全て読んで、その内容を概ねリテンションしておかなくてはならないことになります。短期記憶が求められています。きちんと読んで頭に入れてね、ということです。そんなの、時間さえあれば容易いことですが、何と言っても時間に追われる忙しいテストですから大変です。しかし、トリプルパッセージを克服しないとR495点を獲れません。

どうでしょうか?Part5からPart7まで僅かな変化だと思いますか?僕の学習仲間達、多くは900点以上の実力者達ですが、軒並み塗り絵の屈辱を味わっています。900点ホルダー達が必死になっても間に合わないんですよ。生半可な気持ちでは目標スコアは獲れないのです。

では、今後どうすればよいのでしょうか?方法は数えきれない程ありますから、自分に合った方法で学習していけばよいと思います。僕は、次のように考えています。

Part5は、英文を文頭からピリオドまで読まないと取りこぼしが発生するパートになりました。語彙力の増強は勿論なのですが、それよりも重要なのは、揺るぎない文法力でしょう。これは一部、動詞の語法も含まれます。全ての文法事項を網羅する必要はありません。TOEICに出題される文法項目は極めて限定的です。HUMMERさんの〝英文法プラチナ講義〟、TEXさんの〝でる1000〟、花田先生の〝文法特急〟、加藤優先生の〝900点特急〟などをお勧めしておきます。これらのテキストを自分で解説できるレベルまで仕上げることだと思います。曖昧な文法知識は役に立たないどころか、時に有害になることを心得るべきでしょう。

Part6の文挿入問題の最も有効な対策は、正確な英語の文書を書くことができるスキルの醸成です。書き手の視点で読むことが有効なわけですから、極端な話、書ければいいわけです。公式問題集など、定評がある模試本のPart6を書けるようになれば無敵です。難しい学習方法は必要ありません。僕が推奨するのは〝筆写〟です。英文を見ながら書き写すだけです。Part6なんて長い文書ではありませんから、1日1セットくらいできます。最初はレターかE-mailがいいでしょうね。物事を他人に伝える道筋が見えてきます。おそらく英検1級のライティングを勉強している学習者は、Part6の文挿入問題は間違えないと思いますよ。普段、書いているからです。それと似たことをやるだけです。書き写すだけだから難易度は低いですし、否が応でも頻出表現を覚えられるから、読解スピードも上がるという副産物つきです。

Part7は一筋縄ではいきませんが、英語の文書の文脈を追いかけながら、先を予測しながら読む経験を積むことと、読んだ内容を短い時間でいいから、頭の中に保持する訓練をすることです。一見、難しそうですけど、日本語の文書を読む時には自然にできていることですから、勿論、個人差はありましょうが、慣れれば必ずできる筈だと僕は思っています。マルチプルパッセージでは、先ずは、2つの文書の関係、3つの文書の関係を把握してから深く読み始めるような癖をつけることだと思います。焦ってやみくもに読み始めると却って時間がかかってしまいます。同じテキストの英文を何度も繰り返し読む訓練を重ねれば、必ず身に着くスキルだと僕は信じています。

総じて、TOEICのリーディングは、付け焼刃の対策など、もはや通用しないテストに生まれ変わったのだということを受け入れて、地道に、揺るぎない実力を養っていくことだと思います。新形式のテキストを今から買い漁る必要はありません。今、手元にある教材で十分です。要は、英文が読めて、内容が頭に残ればいいだけですから。腰を据えて取り組んで参りましょう!

ではでは。

≪追伸≫
このブログ記事、読んでいて、やたら長いなあと思っているアナタ、書くのはもっと大変なのでありますよ。ホントの話。原稿用紙9枚分書きました。あ~、疲れた・・・。

今度こそ、ではでは。

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未分類 | 17:56:01 | トラックバック(0) | コメント(2)
新形式の傾向と対策~リスニング編
2016年5月から2016年10月まで5回の公開テストが実施されたわけですが、流石に何となく傾向が見えてきましたね。勿論、僕は全5回受験しました。テストフォームが沢山あるので、僕一人で全ての内容を網羅できる筈もありませんが、どうやら共通している傾向があるようです。

そこで、新形式導入から5ケ月が経過したこのタイミングで、自身の頭の整理のつもりで、僕が個人的に感じている新形式の傾向と対策について記述してみたいと思います。長くなりますので、リスニング編とリーディング編に分けて書いていきます。

リスニングで変化があったのは、Part3とPart4だけだとお考えの方もいらっしゃるかもしれませんが、僕はリスニング全体に変化が及んでいると考えています。

例えば、Part1について触れると、問題数が10問から6問に減ったわけですが、難問が1問か2問で、残りは明らかに従来よりも易しくなっています。これは少ない問題数で、初級者と中級者の正解数に差をつける意図ではないでしょうか?また、正解の選択肢は易しくても、誤答選択肢は聴き取りにくい、もしくは聴こえても場面をイメージしにくいという問題が結構あります。さらに、手押し車など、従来は、写真に写っていれば必ず正解の選択肢であったものが誤答選択肢として登場しています。トーイッカー封じですね(笑)。

Part2は30問から25問に減りました。Part2が苦手な僕は、この変化には拍手喝采しました(爆)。しかし甘くはなかった・・・。直接的な応答問題が減り、間接的で、かつ、日本語であったとしても考えさせられる問題が増えたように思います。そして、読み上げのスピードが少し速くなりました。超上級者の方は感じていないようですが、僕のような中途半端な受験者の目は、いや耳は誤魔化せません(笑)。速くなっていますよ。超上級者の言葉に惑わされてはいけません。彼等は実力があり過ぎて気づいていないだけです。ビヨ~ンドしちゃってるだけです。

そして、最も変化が大きいPart3はどう変わったか?10セット30問から、13セット39問に大幅に問題数が増えました。Part3が苦手だった人には地獄の改定でしょう。Three Speakersの登場、Part4にも共通するMeaning in Context問題とグラフィック問題の登場は、問題の難化に拍車をかけました。でも、3人の会話はそれほど難しくはないんじゃないかな?3人の発話をそれぞれ別のものとして聴き分ける必要はないような気がしますから、実質、今までの2人の会話と大差ないように思えます。

MIC問題はリーディングセクションにも共通していますが、設問に出てくる表現を知らなくても何とかなりそうです。改定前は、その口語表現を知らないと解けないと思っていましたが、そうでもなさそうです。MIC問題の対策は要らないんじゃないかな?やろうとしたら、それこそ数千、いや数万にも及ぶ口語表現を覚えなくちゃならないから効率悪いですよね。その分を他のパートの勉強に充てたほうがいいと思います。

グラフィック問題のマトリクスやクーポン券、入場券の類は、音声が流れる前に得られる知識が増えるから、むしろ解き易いような印象を受けます。マップだけですね、緊張するのは・・・。そして、このパートも、少し読み上げが速くなっていますね。先読みを素早く終えて、音声に集中しないと聴き落とすケースが増えました。また、ページをめくった時の〝インターバル〟が短くなっていますから、のんびりしていると次のセットの先読みが間に合わなくなります。

Part4は基本的には、Three Speakers問題以外は、Part3と同じ変化だと思います。ただし、異様に速いナレーションの問題が1セットないし2セット登場しますので、油断できません。最後の2セットだけ速いとか、はっきりした傾向があれば、少なくとも心構えだけはできるのですが、どのセットが速いか分からないので、緊張の持続が求められます。結構、辛いですね。

以上、主に、〝新形式の傾向〟について述べてきましたが、じゃあ、対策はどうする?ということになります。どうやって準備するんだ?僕なりに考えました。

Part1は、これまでの先入観を捨てて、4つ全部の選択肢をじっくり聴いて吟味して解答する癖をつけることです。TOEIC定番の〝モノ〟が見えていても正解と決めつけない。定番表現が出てこなくても焦らないことです。練習段階から、正解が(A)だと思っても、4つ、しっかり聴き取る訓練をしておきましょう。え?そんなこと昔からやってる?そ、そですか・・・。

Part2は厄介です。最初の疑問詞だけ聴きとれば、あるいは最初の3~4語だけ聴き取れれば正解できる時代は過ぎ去りました。リッスン&リピート、シャドーイング、ディクテーション、音読、筆写などの基本練習に加え、1.25倍速での聴き取りトレーニングをしないと、25問全問正解はきついでしょう。僕は1.5倍速で口パクシャドーイングしてます。電車の中ではかなり怪しい奴です。でも、そんなこと気にしていられません。

Part3とPart4は、はっきり言って、元々先読みを全くしないという方を除き、読解スピードが速い人が絶対に有利です。旧形式と比べ、この傾向は顕著になりました。多少、先読みのリズムが崩れかけても、驚異的な読解スピードで追いつく訓練が必須です。音さえ聴こえていれば毎回満点獲れるテストではなくなりました。ビヨ~ンドしちゃってる人は別ですよ。ここでは、僕のようなフツーの人を対象に書いています。10月のテストでも、Part2で落ち込んでいたら、直ぐにPart3が始まり、32~34番の最初のセットの選択肢が長くてビビりました。ビビッてる場合じゃないんです!サッと高速で先読みできないといけません。これはトレーニング次第で、しかも短期間で何とかなります。

そして、話の流れを追いかけながら頭に残す訓練をしましょう。これは、1セット聴く度に音声を止めて、話の概要を日本語でもいいから喋ってみる訓練をするといいかなと思っています。それが言えないなら〝聴けてない〟あるいは、多少聴けていても〝理解できてない〟ということです。そして、やはり1.25倍速でのトレーニングを導入しましょう。勿論、1.0倍速できちんと聴けるようになっている素材でトレーニングするんですよ。そうしないで、いきなり高倍速で聴く訓練をしちゃうと却って遠回りになるので警告しておきます。

最後に、これまでのテストでは、パート毎の細切れの訓練で何とかなったと思いますが、新形式では45分間続けて音声を聴き、解答を続ける訓練が必要だと思います。勿論、通勤時間など、スキマ時間では細切れの訓練でいいと思いますが、加えて、週に1度くらいは実際に、リスニングのフル模試を解くことですね。体感として、新形式のリスニングの流れや疲労度を身体に覚え込ませる必要があります。これをしないと、次に控えているリーディングセクションの解答にも悪影響を与えてしまうこと必至です。

予想通り長くなりましたので、一旦切って、リーディングの傾向と対策については次稿に譲ります。あ~、久しぶりにTOEICブロガーらしい記事を書いたら疲れました・・・。

ではではー。

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未分類 | 12:28:28 | トラックバック(0) | コメント(2)
第214回TOEIC公開テスト感想
昨日の公開テストは、東京経済大学で受験しました。割り当てられた地下の教室に向かうと、そこにはTommyさんが居ました。やっぱり。

受付を済ませてから構内を散歩しようと、建物の外に出て歩いていると、遠方からTEX加藤さんの姿が確認できました。やっぱり。TEXさんは教室まで同じでした。やっぱり。

お二人のオーラに圧倒されながらも席につき、マークシート用紙の記入を始めると、音声が流れる時間となりました。ラジカセ1個、一番左側の端っこの席でしたが、音量・音質ともに申し分なし。

だけど、リスニング難しかった。少し読み上げのスピードが速かったような気がしますね。後で、上級者たちに感想を聞いてみたら、やっぱり気持ち速かったと言う人が多かったですね。

さて、パート毎の感想は以下の通りです。あくまでも僕の個人的な感想なので、参考程度にどうぞ。僕は“引出しにファイル”のフォームでした。

Part1:普通(聴きにくい選択肢もあったけど、正解の選択肢は聴き易かった)
Part2:難(難しかった。1問だけ宇宙語みたいなのがありましたね)
Part3:やや難(最初のセットから選択肢が長いし)
Part4:普通(状況を把握しにくいセットがひとつあったかな?)
Part5:普通(時間はかかったけど、難しい語彙がなかった)
Part6:普通(全体的に文書量が少なかった)
Part7:難(はっきり言って難しかった)

リスニングはPart2が全く自信なし。それ以外のパートはまあまあかな?Part1はおそらく全問正解。Part3とPart4は、音声が流れている間は選択肢を見ずに、音だけに集中するようにしていました。さあ、これが吉と出るか凶と出るか?

リーディングは、Part5を8分で通過、Part6を7分で通過しました。予定通り、Part7に60分を確保できたことになります。ここまでは順調だったんだけどなあ。

Part7はSPの短い文書から悩む問題が多くて焦りました。え?こんなに短い文書なのに答えが見つからないの?という感じでしたね。結局、解答根拠はすべて見つけたのですが、何度も本文を読み返したため、思った以上に時間を消費してしまいました。SPの10セットは25分で切り抜ける予定でしたが、5分近くオーバーしちゃった。

MPも読む量は結構あるし、相変わらず解答根拠が見つけづらいし、焦りました。レビューが2つあるTPは10分近く時間をかけて3回読みましたね。結局、5分しか余らず、見直しの候補にしていた問題を2問だけ見直し、勘違いに気がついて修正したところでタイムアップでした。マークミスを確認する余裕はなし。

新形式に移行してからは、リーディングで余裕を持って終われるということがなくなりましたね。僕はそんなに読むの遅くない筈なんですけど、本文を相当きっちり読んで頭に叩き込んでおかないと、時間が足りなくなります。ハードルが高いテストになりましたよね。

前回は寝不足で大コケしてしまったので、今回はリハビリです。とりあえず、970点くらいまで復活したいなあ。満点を狙うのはその後です。

ではまた。

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