2017-03-29 Wed
たとえ一時であっても、同じ時代を生き抜いてきた仲間との別れは辛いものだ。お互いの魂の触れ合いが深ければ深い程、離れてしまう辛さは日毎募るばかり。この想いを何度繰り返してきたことだろう。乗り越える度に少しだけ強くなっていく。出会ったのが偶然であったのか、必然であったのか、そんなことは誰にも分からない。はっきりしていることは、短い間であっても、無心に、ただひたすら同じ夢を追いかけ、同じ景色を見てきたということだけだ。
人間は誰ひとり例外なく、有限の時を生きるわけだから、別れはいつか必ず訪れる。避けることなどできない。だから、別れというものは、決して意外なものではない。出会いの瞬間から既に始まっているものなのだ。その訪れの時期が、自分の思惑よりも早いか遅いかだけの違いだ。
別れを否定的に考えてはいけない。人の世において、別れは最も苦しい体験のひとつではあるが、一方では、最も人を成長させてくれる〝きっかけ〟でもあるからだ。前向きに捉えるならば、順調に、極めて順調に、成長を促す機会が訪れたということになろう。
ひとり彼の成長だけではない。周囲の者、すべての成長に関係している。我々は同じ世界の住人であるから、共に成長を目指して生きるのだ。そう、彼の旅立ちは、同時に我々の旅立ちでもある。そして、約束の地へ向けて、それぞれ辿る道は違っていても、最終的に行きつく場所は同じだ。
友よ、一時、別れはするが、彼の約束の地でまた会おう。今よりも遥かに成長した魂を携え、見違える程の、眩いばかりの慈愛に満ちた心を身に着けたなら、そこでお互いの努力を称え合おう。案ずることはない。ひと時、異なる道を歩むことになるが、離れていても心は常に通じている。ゆっくりと目を閉じれば、時間も空間も超え、お互いの息づかいも聴こえてくる筈だ。
あなたは大変謙虚な方で、自分が恵まれていると言い、出会った人達に感謝していると繰り返し言うけれど、それは偶然でもなければ、特に運が良いというわけでもない。至極当然の事。あなたが皆を惹きつけたのだ。あなたの熱意と真摯さが、同じ志を持った仲間達を呼び込んだのだ。そういう性質を人は、ごく一般的な言葉で〝人柄〟と呼ぶ。
ご両親から授かり、ゆっくりと着実に育んできた、あなたの人柄は間違いなく素晴らしく、周囲の人々を魅了してきた。そのことに異を唱える輩などいる筈もない。それが、これからも変わらぬことを祈っている。
本稿を、新たな重責を背負い、東北の地に旅立つ友に贈る。
黒うさぎの戯言と笑い飛ばしてくれてもよい。
また会う日まで。by 黒Rabbit ←てゆーか。、絶対すぐに会うし・・・。
ではまた。
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