2017-05-11 Thu
プロ野球で成功を収めた人は沢山いますが、野村克也氏ほどの努力家はいないのではないでしょうか?無名のテスト生で契約金もゼロだったそうな。生涯成績は2,901安打、ホームランも 657本打っています。選手時代に獲得したタイトルも相当なものですよ。ホームラン王9回、打点王7回、三冠王も1回獲っています。物凄い成績です。だけど、あまり目立たない。性格が暗いせいかもしれません。見た目も暗いです(笑)。僕はあまり好きな人ではありません(爆)。
ですが、野村語録で印象に残っているエピソードがあって、その話は好きなので、ここでご紹介します。20年以上前の記憶なので、多少事実関係が間違えているかもしれません。そこはご容赦くださいませ。
野村さんが入団した時の話。練習が終わって宿舎に戻ると、新人のほぼ全員が庭で素振りをしていた。当然、野村さんも素振りをしました。同じチームとはいえ、全員が生き残りを賭けた競争相手ですからね。当然でしょう。誰だって一軍に上がって活躍したい。
この素振りが問題なのです。素振りは野球の基本だから毎日やるわけですが、1週間経ったら、数人がいなくなったそうです。つまり素振りを止めちゃった。1ヶ月経ったら半分いなくなったそうです。つまり、半分脱落。
野村さん、その後も自分は素振りを続けて、半年、1年が経った。ある時、宿舎の庭を見回したら、依然として練習後の素振りを続けているのは、自分だけだった。という話です。その後、一軍のレギュラーポジションを獲得したのも自分だけだったそうです。
成功したければ、ただ愚直に毎日の努力を続ければいい。そう仰っています。そうすれば周りが少しずつ勝手に止めていくから、最終的には自分だけが残って一番になる。難しいことは何もなくて、ただ続けるだけなのにねえ。とボヤく。
この話って、スポーツだけじゃなくて、英語学習とか、ダンスや歌の練習など、他の事にも当てはまるんじゃないかなあと僕は思うのです。最初はやる気満々で一生懸命取り組むけど、そのうち段々トーンダウンしていって、いつの間にか止めていたり、どうかすると、居なくなっちゃう人が多い。あの人、何処へ消えちゃったんだろう?ってなる(笑)。
今も初心を忘れずに続けていさえすれば、きっと結果は違っていたのでしょう。努力には目に見えるような即効性はないことが多く、かつ、自分では成長に気づかないケースも間々あります。ちょっと努力しただけで結果が出ないと直ぐに止めてしまうようでは、結局、何をやっても一流にはなれないんじゃないのかなあ・・・。
野村さんの〝1年経ったら、素振りを続けているのは自分だけだった〟という言葉は胸に深く突き刺さりますね。僕も途中で止めちゃったことは沢山あります。続けているのは酒場巡りくらいなもんです。これだけは羽交い絞めにされて止められても、死ぬまで絶対止めないもんね(爆)。
努力に即効性なし!
身も蓋もない言い方だけど、実際そうだから仕方ないですよね。野村さんは暗くてネチネチしていて好きじゃないけど(←コラコラ)、このエピソードは好きだ。
あなたは何か続けていることがありますか?
ではまた。
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