2017-08-09 Wed
2009年に初版が発売され、あれから8年が経過しましたが、未だに色褪せることなく、売れ続けています。トーイッカーで知らない人はいないでしょう。花田塾塾長の花田先生の文法特急です。新しい本に飛びついてばかりいないで、たまには読み直してみるのもいいですよ。隅々まで見直すと、意外な発見があったりします。次の例題は文法特急1の最後から2問目の問題です。
( ) portable music players of the past used media such as cassette tapes and CDs, modern devices store music on memory chips.
(A) Among
(B) Whereas
(C) Still
(D) Otherwise
どうですか?正解を選ぶのは容易いですね。(B) Whereas です。( ) SV, SV. の形さえ見抜くことができれば正解を選べます。何故?選択肢に接続詞がひとつしかないからです。(A) Among は前置詞、(C) Still と(D) Otherwise はいずれも副詞で、節を導くことはできません。
(B) Whereas の詳しい意味を知らなくても、それが接続詞だということさえ知っていれば正解に辿りつくことができます。ここでは、対比の意味で使われていますから、While に置き換えることができますね。
さて、今日、僕が言いたいことは、正解できたらそれで終わりではないということです。この英文は難しい単語は一切使われていませんが、意外に文構造を把握しにくいのです。易しい語彙ばかりで形成されている英文は要注意なのであります。
英文の骨組みを掴むには、先ず主語となる名詞と、それに対応する動詞を探すことから始まります。従属節の主語・動詞、主節の主語・動詞を探してみてください。この英文を一回読んだだけで、パッと分かる人は間違いなく実力者です。
簡単な単語でも、名詞と動詞が同じ形をしている単語は品詞の特定が難しいのです。この英文で見てみると、past, use, device, store などですね。従属節の動詞がuse で、主節の動詞がstore です。これが分からないと英文の骨を掴めない。
昔の携帯用音楽プレーヤーはカセットテープやCDのようなメディアを使っていたけれど、現在の機器はメモリーチップに音楽を保存します。ということですね。パッと分かりましたか?
ではでは。
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