2018-01-23 Tue
よく考えれば間違える筈もない易しい問題なのに間違えてしまう。そんな経験はありませんか?そこを乗り越えないとスコアは上がっていきません。公開テスト本番では問題用紙の持ち帰りが認められていませんから、間違えたことにさえ気づきません。次の問題が典型的な〝自分では正解したつもりパターン〟です。時間を気にして焦って解くと落とし穴に嵌りますよ。ヒント。選択肢に名詞は一つとは限りません。選択肢をすべて見る癖をつけましょう。
Careful ( ) at this stage will help you avoid a last-minute cancellation of this wonderful project.
(A) plan
(B) planner
(C) to plan
(D) planning
冒頭の Careful という形容詞が目に入ります。そこから先に目を走らせると、will help you avoid が見えてきます。そこから後ろのピリオドまで高速で目を動かすと、動詞の候補は出てきません。
従って、この時点で、ほぼ100%の確率で、will help がこの文の動詞、空欄の位置には、主語となる名詞が置かれるということが確定します。このくらいの分析は、さっとできないといけませんね。
さあ、そして、(A) plan を見た瞬間に、アナタは「あった、これだ、一丁上がり!簡単すぎ!」と喜び勇んで (A) をマークするのです。こんなことを実はいつもやらかしているのですよ。
落ち着いてよく見れば、名詞は3つあります。(A) plan (B) planner (D) planning です。(C) to plan は、文頭に置いて、To plan carefully とすれば、不定詞の名詞的用法として主語になり得ますが、このままの位置では使えませんね。一番選んではいけない選択肢です。これを選んでしまった人は猛省が必要です。オシリペンペンです。
では、何故、アナタは (A) plan を選んでしまったのでしょうか? (A) が正解だと思ったので (B) 以下は見なかった。それはいけません。ちゃんと4つ全部見てください。
もしくは、こんな思考かもしれませんね。(B) planner は人だから文意に合わない。(D) planning は動名詞だから違う。これも引っかけだ。やっぱり (A) plan でいいんだ。次に行こう!
でもね。アナタは大事な点を見落としています。plan は数えられる名詞ですか?それとも数えられない名詞ですか?そうです。plan は可算名詞です。となれば、plans と複数形でない場合には、Careful の前に何か必要ですよね?
そうです。A が必要です。文意によっては、A の位置に The が置かれたり、Your が置かれたり、Every が置かれたりしますが、この文では A が相応しいでしょうね。従って、文意がどうこうという前に、(A) plan と (B) planner はGrammatical Error となりアウトなんです。
正解は (D) planning です。確かに形の上では動名詞に見えます。そういう使い方もあります。しかし、ここでは、計画立案という意味の名詞で、かつ、不可算名詞です。意味的にも文法的にも穴がない選択肢はこれだけです。
問題文をこなれた日本語に置き換えると、この段階で慎重に企画立案すれば、この素晴らしいプロジェクトを土壇場で取り止めにする事態を回避できる、です。
TOEICのPart5で選択肢に名詞が2つ以上あったら、僕の経験上、ほぼ90%以上の確率で、名詞のどれかが正解です。危険なのは、最初に目にした選択肢を瞬間的に選んでしまうことです。大抵の場合、落とし穴は選択肢 (A) です。
この手の凡ミスを回避する方法はただ一つ。問題文はピリオドまで全部読む。選択肢も全部見る。それでも解答スピードを落とさない訓練を積むこと。以上です。
ではまた。
ブログランキングに参加しています。応援のアヒルさんクリックお願いしますヽ(・∀・)人(・∀・)ノ!

スポンサーサイト