2018-04-11 Wed
日本語でも英語でも同じですが、名文を沢山読み込んで、少しずつ脳内に蓄積させていくという作業は重要だなと思っています。これが読解とか作文の礎になるからです。名文といっても、特に高尚なものを指しているわけではありません。きちんと筋の通った話を分かり易く書いているものを想定しています。
名文を書く人の文章は論理展開がしっかりしているから分かり易く、心地よいリズムがあります。これを学んでおくと、変な文章に出会った時に、あれ、この展開はおかしいなと気づくようになるのです。
許しがたい違和感、看過できない気持ち悪さ、というのかな。そういうものを感じるようになります。これは英語でも日本語でも同じです。
言葉というものの目的は、それが話し言葉であれ、書き言葉であれ、自分以外の人に何らかの意思を伝えることにあります。
だから、言葉の組立が滅茶苦茶で、起承転結の流れも破綻しているような文章は思いやりのない文章であり、伝える意思が弱い文章ということになります。
誰かが書いた文章の間違いに気づくようになったり、また、ある程度まとまった分量の文章が書けるようになるためには、ひたすら名文を読み込み、頭の中にストックしていくことだと僕は考えています。
名文のリズムを学び、あとは真似をすればいいだけです。
となると、何から学べばいいのかということになりますね。つまり、相応しい教科書はどれですか?ということになります。沢山ありすぎて困るのですが、1冊だけお勧めするとしたら、これかな。

あの突然の飛行機事故がなかったならば、著者がご健在であったならば、どんな文章を紡ぎ出してくださるのだろうか。そう思わずにはいられないけれど、とにかく本書のような宝物を沢山残してくださったわけですから、大切に読ませていただきましょう。
ではでは。
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