2019-05-12 Sun
そこにカバンを置くなっ! カウンターの空席にカバンを置くんじゃない! そこはオマエの荷物置き場ではない。お客様が座る席なんだよ!今は空いてるかもしれないけど、やがて来るお客様の席は空けておくのが酒場の鉄則なんであります。小さな店では、これ、当たり前。
先日、実際にあった話を公開します。7人掛けのカウンターに1個飛びで4人が座っていて、つまり3席空いてるのだが、その3席ともイスに荷物が置いてある。
僕が入っていっても誰も荷物をどけない。何故か? 席は3つ空いてるからです。自分の隣を空けなくても別の席に座れる筈だと、4人はそれぞれ考えた。
席に荷物を置く人は口を揃えて言います。誰か来たらどけますからと。いやっ、オマエは、その席が最後の一つの空席になるまではどけねーんだよ!
僕が静かに言います。
『マスター、今日は席が一杯だから帰ります。また来るね』
マスター、驚きます。『えっ?』って。カウンターの内側からはイスに荷物が置いてあるのが見えないんですね。
僕が帰ろうとすると、マスターがカウンターの中から出てこようとしました。そこで、隣のイスを荷物置き場にしているバカの一人が気づいた。
慌ててカバンを自分の膝の上に置く。残りの2人もそれに倣い慌ててカバンをイスから取り上げた。マスターが出てきた時には席は3つ空いてた。
マスター、あれ? どうして? 席3つ空いてるのに? と、こちらを見た時、事情を悟ったらしい。後で訊いたら、僕が鬼のような形相でカウンターのバカどもを一人ずつ順番に睨み付けていたそうな。
カウンターに腰掛けてからも怒り静まらず、冷や酒を勢いよく煽っていたら、両隣の2人は、消え入りそうな声で、おあいそ、とか言って、そそくさと帰りました。
帰り際に、そいつらの顔を思いっきり睨み付けて、お前の顔は覚えたぞ、絶対忘れねーぞ! という視線を送っておいたので、アイツらは二度と来ないでしょう。
ザマーミロ、お前らには本物の酒場に来る資格はない。小寺さんの『酒場図鑑』を隅々まで読んで、味噌汁で顔洗って出直してこい!
ではまた。
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