2020-07-30 Thu
僕は日々の出来事や思いついた考えなどをブログに綴っているわけですが、ある人達からよく言われるのは、あのくらいの文章量のものをブログなんかに上げちゃ、もったいないよ、ということです。ある人達というのはライターさんです。つまり、執筆を生業としている人達ですね。考え方が全く違うんだなあと思います。ライターさん達は、自分が書いたものを成果物としてお金を稼ぐわけですね。書くことが収入と直結しているのです。
先ず、ここが違う。下世話な言い方をして恐縮ですが、金にならないものは書かないのであります。将来を見据えて書き溜めておく、ということはあり得ますが、ただで外へは出さないのですね。それはいつかお金に化けるかもしれない大切な財産だからです。
一方、僕は小説家でもなければライターでもありません。書き手としてはズブの素人ですから、自分の中に何の制約もなく、思いついたことを自由に徒然なるままブログに書くだけです。だから、全然もったいなくありません。書きたくて書いてるだけです。
そして、もうひとつ、プロの書き手と違うことがあります。彼らはプロフェッショナルだから、書くことをいくら休んでも、書かねばならない時になれば書けるんです。その地力がある。僕は違います。毎日、ある程度の分量の文章を書いているからこそ書けるんです。
例えば1ヶ月も書くことを止めていたら書けなくなっちゃうんですよ。そりゃあ、140文字以内の文章は書けるでしょう。しかし、原稿用紙5枚とか、10枚の文章は書けなくなります。少なくとも、しばらくリハビリ期間が必要になるでしょうね。
要すれば、僕はブログを趣味とトレーニングを兼ねて書いているのです。こんな僕でも、たまには執筆の依頼を頂くことがあるからです。その時に思ったように100%の力を発揮できないのでは話になりません。実力は常にピークにある状態を目指しています。
プロと素人では以上のような顕著な違いがありますが、おそらく共通していることがひとつあります。それは読書の習慣です。他人が書いた文章を読むということですね。
一部の天才作家は別として、これをサボると、書き手としての生命は終わります。自分の文章だけ書いて読んでいる人は、もはや伸びしろがないからです。過去の遺産だけで書いていると、いつか、その財源が枯渇します。
文章を書いてみると分かりますが、自分で読んできた文章の1/10も書けませんよ。いや、1/100かもしれない。それだけ、何もないところから言葉を紡ぎ出すことって難しいのです。だから、僕は読書量の多い人を例外なく尊敬しています。あんな人になりたいなって、いつも思う。
逆に本を読まないタイプの人とは一定の距離を置くようにしています。その人から得られるもの、吸収できるものが少ないからです。自分の成長の役に立たない。もう残りの人生の時間は多くないから、時間は無駄にしたくありません。
というようなことをブログに書いている僕は何なのでしょうね?
ではまた。
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