2020-08-15 Sat
昭和61年に就職して今まで働いてきたわけですが、時折ふっと、自分は何のために働いてきたのだろうかと思うことがありました。まあ、今もなお確かな答えは出ていないのですが、30代から40代前半までが一番苦しい時だったかもしれません。ずっと営業だったから、担当している地域のマーケットシェアを守る、拡大することが使命でした。全体のパイの大きさは決まっているから綺麗ごとで済む世界ではなく、競合他社から契約をぶんどってくることが求められた。
百戦百勝というわけにはいかなかったけど、大抵、勝ってきた。でも、40歳を迎える頃になると、本当にそれで社会に貢献できているのだろうかという疑問に悩まされることになりました。ここで僕は営業の最前線から退いて別の仕事をする決断をします。
詳しいことは話せませんが、今の仕事に鞍替えした。これは今のところ正解だったと言えます。もっと早く決断すべきだったと後悔しているくらいです。人から奪うことからは何も生まれない。他人に勝つことで誰かを傷つけていた。
仕事とは何だろう?
皮肉なもので、その答えは、本業ではなく、趣味が高じた副業が教えてくれることになった。まあ、副業と言えるものか分からないけど、TOEIC繋がりの出会いがきっかけで、講師をしたり、本を書いたりする機会に恵まれました。
仕事とは何だろう?
依然としてその明確な答えは出ていないけれど、今、取り組んでいるテキストの作成作業にそのヒントを感じています。損得勘定なしに全力で仲間たちと努力しています。まだ見ぬお客様の笑顔を毎日思い浮かべながら。
不思議なものですよね。ただの文字、ただの記号が、仲間達の力を借りて徐々に意志を持つようになり、その魂が形になっていくのを肌で感じます。ここに至っては、自分の力など1%も貢献していないという謙虚な気持ちを持たずにはいられないのです。僕は何もしていない。
ですが、大切なものがもう少しで生まれるのは確かなことなんだ。ある意味、こわい。
仕事とは何だろう?
その答えの1%くらいがもう少しで分かるのだと思う。その1%を手にした時、僕は一体、何を思うのだろう。夜明けの景色は変わっているのだろうか。うん、とにかく全力を尽くそう。考えるのはその後で十分だ。
この記事は自分らしくないから明日消そう。
ではまた。
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