2020-09-07 Mon
上級単語特急 黒のフレーズの章立ては、従来型の単語本とは少し違っています。これは意識して変えました。従来型の単語本の章立ては、難易度とか重要度(あるいはテストに出る頻度)で分けていることが多いと思います。
それはそれで、学習者の使いやすさに繋がっていますので、とても良いことだと思っています。
難易度順の単語本は、1章が一番易しい単語群で、2章はそれより少し難しく、3章は更に少しだけ難しい。最終章は最も難しい単語群が並ぶ、という体裁になっています。
テストに出る順に、あるいは重要度が高い順に並べる方法もありますよね。とりあえず絶対覚えておいたほうがいい単語を頭に持ってくる。英検のパス単なんかがこれに該当するかな。テストに出る頻度とか、重要度によって章分けされています。
黒のフレーズはこれらのどれにも当てはまりません。僕の知る限りでは、おそらく単語本では初の形式を作りました。元々、難易度の高い単語が中心の単語本なので、僕の経験と知見から、これがベストだと判断しました。

収録している1,000個の見出し語を200個ずつに分け、つまり、200個を1つの章として括りました。1,000個だから5章立てということになります。
要すれば、Round1からRound5(200個×5=1,000個)という構成にしてありますが、Round1からRound5までの難易度に差はありません。ほぼ同じです。意図的にそうしました。
ページを先に進むに従って、だんだん難しくなるテキストだと、学習者のレベルによっては最終章までたどり着かないことが多いのですね。
僕はそれが嫌なんです。
形はどうあれ、全ての学習者に最後のページまで目を通して欲しい。それが僕の切なる願いです。
単語っていうのは、少し乱暴な言い方かもしれませんが、知ってるか、知らないか、なんです。スコアレベルなんか関係ない。
つまり、語彙の学習に限って言えば、初中級者は、上級者に追い付き追い越すチャンスがあるんです。その単語の習得度合いで差をつけられるかもしれませんが、知ってるか、知らないかの勝負には勝てるんです。
勝ってください。上級者に。超上級者に。
単語なんて繰り返し覚えようとすれば絶対に覚えられます。覚えられないのは回数が足りないだけです。
そのために、挫折しないような構成を編み出しました。ここで僕が説明しなくても、最初の見開きの2ページをご覧いただければ誰でも一発で分かります。僕が言わんとしていることが。
それは近いうちにまた、ご説明します。
ではまた。
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