2021-01-18 Mon
英語難民の基礎固めのひとつは英文法です。英文法に対する感覚ではなく、英文法の知識とその運用能力を高めることが重要だと思いました。感覚に頼ってよいのは、ネイティブやノンネイティブでも英語の超上級者だけです。いつか自分も、感覚で文法を無意識に操作できるレベルに達したいけれど、それまでは英文法を強く意識して学ぼう。そう思ったのです。易しい文法書から手を付け始めたのですが、易しい文法書が思っていたように易しくないんですね。
読み進めるのは想像以上に大変でした。言葉が分からない・・・。そうです。独学の英語初心者なら誰でも最初にぶち当たる文法用語の壁が行く手を阻みました。それでも、知らない文法用語に出会う度に、その意味や定義を丁寧に調べながら少しずつ前に進んでいきました。
大変だけど辛くはありませんでした。何故なら、ここさえ越えてしまえば、ネイティブが感覚で操っている英文法をロジカルに使えるようになると信じていたからです。英文法はノンネイティブにとって、最大にして最強の武器なのだと信じていました。
薄い英文法書を曲がりなりにもクリアーし、フォレストなどの分厚い文法書に取り掛かりました。既にある程度、文法用語も克服しているので、さほど苦労もなく読み進めることができました。どうしても分からないところは付箋を貼って、あとで戻ってきて復習できるようにしました。
経験的に、分からないことがあっても、読み進めていく段階で、前のページで分からなかったところに合点がいく場合があることを学んでいたからです。無理にそこに固執しないで、とにかく前に前に進むことが重要です。
始めて最後のページまで到達した時の理解度はおそらく30%程度だったのではないでしょうか?しかし、それでも最後まで読み切った。それで十分だったのです。僕の最初の関門は、英文法書の何処に何が書いてあるかを把握することでしたから。
英文法のテキストを辞書的に使えるようになることが最初の目標でした。何もいきなり100%理解しようと思ったわけではないのです。物事には順番があります。英文法書を辞書としてストレスなく使えるようにすること、それが第一目標だったのです。
そして、実際にTOEICの英文を読み、分からないことが出てくる度に文法書を紐解き、丁寧に調べていったのですね。何年かそうしているうちに、文法書の80%程度を網羅していることに気づきました。その段階で、残りの20%をつぶしにいったのです。ノータッチエリアだったページを1ページ1ページ丁寧に読んでいきました。後に分かったことだけど、その20%はTOEICに全然、出ないのですね。
ともあれ、こうやって僕は苦手だった文法を克服し、徐々に詳しくなっていったのです。今、英文法のテキストは20冊くらい家にあります。1冊では網羅し切れないので、何冊も抱えて、相変わらず分からない表現に出会った時は納得いくまで調べています。それぞれの文法書の特色も知っていて、ああ、これだったらあのテキストに載っているな、という感じで検討をつけて。
基礎固めの時期に、逃げずに英文法をしっかり学んだことが後々のスコアアップに大きく寄与したことは間違いありません。これはリスニングセクションでもリーディングセクションでも十分に活かされました。英文法という鎧を纏ったら無敵なのであります。長くなったので、もうひとつの基礎固めであるリスニングは明日、書きます。
ではでは。
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