2023-02-01 Wed
中学校で初めて習う英語という課目。最初は興味津々だったけれど、勉強する習慣がない僕は次第に落ちこぼれていきました。授業の内容がどんどん分からなくなっていくのが辛かったなあ。そしてついに、ある事件?をきっかけに英語が大っ嫌いになってしまうのです。分からない授業は面白くないから、机の下に隠して少年ジャンプなんかを読んでいたんだけれど、そんなことは先生にとっくにバレていました。そして、バレていることを僕も知っていました。関係ねえやって思ってた。まさに自暴自棄もいいところですよね。笑。
そんな状況だから、先生には睨まれていたんですよね。授業でよく当てられた。だけど隣の席の女の子が優秀で、僕にこっそり答えを教えてくれたから何度も窮地を切り抜けていたのです。あれは助かったなあ。笑。しかし、その日は彼女の手助けを得ることができなかったんだ。隣の席の女の子はインフルエンザでお休みでした。
このチャンス?を先生が見逃す筈はなかった。そしてやっぱり先生から指名されて、黒板の前に出た。その場で答えさせずに黒板に答えを書かせようというわけですな。皆の前で僕に恥をかかせるつもりだったのでしょう。カマキリみたいな嫌らしい先生でした。与えられた問題は、
次の英文を疑問文にしなさい。
You can play tennis.
まあ、平叙文を疑問文にしたり、否定文にしたりするのはあの頃の中学校英語では定番で、テストにも必ず出題されましたよね?あれですよ、あれ。でも当時の僕にはこれが分からなかった。そして、世にも奇妙な名文を作り出したわけです。僕が作った伝説の名文が次です。
Do you can play tennis?
白いチョークで黒板に殴り書き、どうだ!とばかりに後ろを振り向いた時の学友たちの唖然とした表情を今も忘れない。シ~ンとしてね。その後、一拍間があって教室内は爆笑の渦に包まれた。例のカマキリも一緒に笑ってやがった。
助動詞とか、一般動詞とか、そんなもの全く分からない僕は、I と You だったら文頭に Do を、それ以外だったら文頭に Does をくっつけて文の終わりのピリオドをクエスチョンマークにすれば、それで正しい疑問文になると思い込んでいたわけです。
だから笑われている理由が分からないわけですよ。Do you can play tennis?コレ、どこが間違ってるの?合ってるじゃん。Do だよな、ユーなんだから Doesじゃないよね?うん、合ってるじゃん。
僕を立たせたまま一番前の生徒が次に指名され、Can you play tennis?と正しい疑問文を書いた。それを僕は見たことない英文だと思った。んなわけないんだけどね。笑。とにかく僕はこの事件以来、嫌いだった英語がさらに嫌いになったんだ。
僕を忌み嫌い、徹底的にいじめたあのカマキリはまだご存命なのだろうか?生きているならいつか伝えたいよ。先生、ボク、疑問文作れるようになりましたよ。トーイックっていう英語のテストがあるの知ってますか?先生!知ってますか?そのテストでボク、満点とったんですよ。いや、ホントですよ。ホントですってば!
きっと信じてくれないだろうな。僕が高校卒業後、大学に入ったことも人伝に聞いたらしいけど信じていなかったとか。笑。どんだけバカにされていたのかね。先生、ヒトって成長するものなのですよ。そういう遺伝子をみんな持ってるのですよ。疑問文くらい楽勝ですよ。
皆さま、こんな英語劣等生の僕でもTOEIC990点まで自力でたどり着きました。遅すぎることなんてないです。今が200点でも300点でも構いません。Do you can play tennis?から990点までたどり着いた僕が言うのだから間違いありません。
それより前に、英語学習ってのは本来、楽しいものなんです。楽しいから続けられるものなんです。決してスコアが高い人がエライわけでもありません。スコアなんかどんだけ低くたって構いません。楽しくて仕方なくて続けている人がエライのあります。僕はそんな人をこれからも応援し続けたいと思っています。
ではでは。
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