2023-06-29 Thu
昨日の夕刻、兼ねてから療養中であった母が天に召されました。昨日の未明に脳出血を発症し、出血が脳全体に広がってしまい、もはや手の施しようがない状態でした。救急病院に緊急搬送されましたが、一晩ももたずに旅立っていきました。思い起こせば10年前、父が亡くなり、その時も相当こたえましたが、母の死はその比ではありませんね。病室のベッドに横たわり、心臓が止まるのを確認し、その後、徐々に冷たくなっていく身体をどうしてあげることもできず、せめて手を握り続けるも無情にも冷たく固くなっていく。
もう少し何かしてあげられることはなかったのだろうかと、己を責めてみてもどうしようもないことです。コロナ禍で入院中、一度しか面会できなかったことが悔やまれます。オンラインでの面談は数回ありましたが、会って身体をさすってやりたかったし、美味しいものも食べさせてあげたかった。
もう会えないのかと思えば悲しみは募るばかりです。寂しいですね。
しかし悲しんでいる暇もありません。ここからは近親者への連絡、葬儀や火葬の手配、病院や役所手続き、権利義務関係の整理など、喪主として息子としてやらねばならぬことが山ほどあります。生真面目で几帳面を絵に描いたような母だったので、きちんと見送ってやらねば。
悲しみは一旦、横に置いて先に進もうと思います。
最愛の人の死という事実は、ひとつの家族にとっては非日常の出来事ですが、病院や葬儀社にとってはありふれた日常なんだなと実感します。すべてのことが淡々と事務的に過ぎていきます。その場での決断を迫られます。そのやるせなさや怒りを向ける先はありません。
まだ入院前、自宅で介護していた頃、訪れるといつも、忙しいのにごめんね、と謝っていた母。謝る必要なんてないのに。あんたは優しいねえ、とほほ笑んでいた母。そりゃあそうだろ、あなたの息子なんだから。子供は親を見て育つんだよ。
もう会えないのか…。本当にさようならだね、お母さん…。最後までよく頑張ったね。
さあ親父殿、出番だぞ! もうすぐお袋さんがそっちへ行くから、お袋さんが迷わないように道案内は頼んだぞ! あと数日で俺がバトンを渡すから、きっちり受け取ってくれよ。今日、とっておきの酒を仏壇に供えてやるからさ。ん? 俺か? 大丈夫! 俺は元気だよ。 じゃあな、頼んだぞ!
天寿を全うした最愛の母に本稿を贈る
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2023-06-26 Mon
前回に引き続き昨日も受験会場は国分寺の東京経済大学でした。例によって家からテクテクと歩いていこうと出掛けたのですが、目の前にバスがちょうど停車した。小一時間も歩けば汗びっしょりになってしまうだろうと考え、渡りに船とばかりに飛び乗りました。そこで気づいたのです。あ、腕時計忘れた…。戻っても間に合う時間でしたが、もうバスに乗ってしまっているし、まあいいか、急いで解けば、と諦めました。Part5と6を15以内に解いて、Part7のSPを25分で解けばいいや、とかバスの中でブツブツ言いながら。はた目には実に怪しいおっさんでした。
教室に到着し、受付を済ませ、自分の席に着席すると嬉しい誤算が! 教室の右と左に壁掛けの時計が掛けられていたのです。やったあ、これでゆっくり読んで解けるぞっ! ラッキーでした。スピーカーもIIBCの例のラジカセでしたが、席はど真ん中だったので音はクリアーに聴こえました。
さて、肝心のテスト内容の感想ですが、その前に、僕は午前受験で、12:21終了のフォームでした。Part1の1枚目の写真は女性がフライパン?の中の食材らしきものをかき混ぜていました。以下、Part毎の感想です。
Part1:普通(比較的素直な問題ばかりでした)
Part2:普通(1問、文頭の音が聴きとれませんでしたが、たぶん人の名前)
Part3:やや難(あまり馴染みがないトピックが3つくらいありました)
Part4:普通(Part3に比べると易しかったと思います。大して速くもなかった)
Part5:普通(1問だけ悩みました。escort の後ろのやつね。正解してました)
Part6:やや難(1問だけ語彙問題で悩みまくり、そして落としました。泣)
Part7:やや難(SPは標準的でMPが難しかった印象です)
全体としては、リスニングもリーディングも標準的なレベルだったと思いますが、ところどころ難問が潜んでいましたね。リスニングでは3人スピーカーのセットが3つ? リーディングではPart7でNOT問題なし? だったような気がしますが忘れました。笑。
Part3とPart4はあっという間に1問目と2問目の解答根拠を言ってしまったり、2問目の解答根拠の後に1問目の解答根拠が読まれたり、ぼーっとしているとやられますね。Part2を全問正解で乗り切ると安心しちゃってぼーっとしちゃうんですよね。笑。意図問題とグラフィック問題は特に捻りはなく普通でした。
リーディングはPart5を5分で駆け抜け、これは速すぎるなと思い、一旦、戻ってペンディングにした問題をもう一度じっくり読んで片付けました。Part6は久しぶりに難しかった! 動詞の語彙問題でひとつ落としました。あれは見たことがない、知らない表現でした。文挿入は易しかったと思います。
Part7は最初のセットが3問付きかな? もう順番はでたらめになりましたね。SPは総じて易しく、記事も一瞬で読めちゃうくらい短かったので、ここで時間を稼ぐことができました。MPが難しかったですね。それが正解? でもこれしかないよなあ、という問題が3つくらいありましたね。200番まで塗って前方の壁掛けの時計を見たら5分ほど余っていたのでマークミスをチェックし、Part6のペンディングにしていた語彙問題をチェックしました。結局、間違えたけど。
しかし、今回のテストに限って言えば、リーディングセクションで使われている語彙に難しいものが結構混ざっていましたね。hinder (黒のフレーズNo.857)や、distraction (黒のフレーズNo.817)、 immeasurable (暗黒のフレーズNo.739)などの他、honorarium、salvage、hemming、cowhide など、これまでのTOEICでは見掛けなかった単語も登場しました。語彙の幅を少し広げないといけませんね。
今回の満点ラインは、Lで4つミスまでがセーフ、Rは全問正解のみが495点と予想します。しかしですね。Lは2つか3つミスまでが495点でもいいけど、たった75分であの分量の英文を読まされるRは、せめて1ミスは見逃して欲しいですよねえ。せめて1ミスは…。
Can you relate?
次は7月23日です。楽しみですね。
ではでは。
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2023-06-22 Thu
僕が執筆しました新刊の見本本がおそらく出版社さんから今日届きます。長かったなあ。仕事が忙しかったり、ぎっくり腰になったり、コロナに罹ったりしながら、遅々として進まぬ筆を根気よく待ってくださった出版社の皆様には感謝しかありません。本当に申し訳ございませんでした。そして有難うございます。《990点到達への近道》

公開テストの翌日発売っていうのがミソですね。笑。もう全身の力を使い果たした後で本なんか買うかっ! っていう人もいるでしょうけれど、トーイッカーたちは疲れ知らずだから、結構、買ってくださったりして。笑。でも、もしかしてフライングで土曜とか日曜に書店に並んでも、ページを開くのは公開テストの後をお勧めします。数時間で全てを吸収できるほど生易しい本じゃありません。笑。
本書は構想段階から悩みに悩みまくりました。なにせ990点という頂点を狙う人向けのテキストですから、分かり切っているような説明は要らないだろうし、しかし必要な部分は余すところなく伝えたいし、どうするのが一番良いのかと夜も眠れずに考えました。ホントですよ。
結果、TOEICの高得点者でも落としてしまいがちな問題を徹底的に集め、分類・類型化し、それに合わせて英文を考え、作問しました。気が遠くなるような作業でした。
一方で、構想初期の段階で書き始めていた、いわゆるトレーニング方法に関する記述はバッサリ切り落としました。990点目標の人に対して、ディクテーションはこうやるんです、シャドーイングはね、って失礼でしょう? そんなもん既にやってるに違いないし、冗長な感じもするから掲載はやめたんです。
音読、オーバーラッピング、リッスン&リピート、シャドーイング、暗唱、倍速リスニング、スラッシュリスニング、高速読解時の目の動かし方、難単語の覚え方、辞書や英語サイトの活用法などなど、最初は入れ込んでいましたが、ホントにバッサリ切り落としました。それでも392ページです。
英語学習は理論半分、実践半分です。きちんとロジカルに聴いて読んで理解するというプロセスも大事ですが、つべこべ言わずに実践する、量をこなすということも同じくらい大事なのです。量が質を超え、質を変える瞬間がきっとあります。そんなことを意識して書きました。
推奨レベルは800点前後くらいから990点の人かな。解説・語注は詳しく書きましたから、800点前後の実力がある方ならストレスなく使うことができると思います。そうなるよう意識して書きましたから間違いありません。
990点の人はそもそも本書は不要でしょう。笑。でも、「あ~、なるほど、あるある~、そんな感じ~」って笑いながら読み進めて欲しいんですよね。たぶん、僕の感覚と同じだと思うから、マニアの人でも楽しめると思います。
買う前に中身がよく分かるように、Amazonのサイトなどには中身をたくさん掲載していますし、詳しく説明を施してあります。近くに大型書店がなくて本書を手に取って中身を見ることができない方に配慮させていただきました。Amazonでイチかバチか買うのは辛いですもんね。笑。
800点の人が860点をとり、900点をとり、950点をとり、985点をとって泣き、笑、笑、笑、そして最後についに990点をとる。そんな姿が目に浮かぶようです。夢を目標に変え、目標を現実に変える本を作ったつもりです。韓国本もいいけど日本の本もね! おせちもいいけどカレーもね!←ふ、古い…。
さて、そろそろサラリーマン仕事に戻ります。新刊につきましては、このブログで小刻みに情報発信してまいります。どこそこの書店に置いてあったなど、実店舗での情報など教えていただけると嬉しいです。ブログコメントでもTwitterのつぶやきでもなんでも構いません。待ってまあ~す!
ではでは。
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2023-06-22 Thu
SNSで韓国公式新刊が話題になっています。自分で情報を仕入れなくてもSNSには目ざとい人たちがいて情報を発信してくださるので大変助かりますよね。韓国のどこのオンラインショップで取り扱っているかも調べてくれて、それぞれの金額の比較まで提示してくれています。助かるわあ。ホント、感謝です!《韓国の公式問題集新刊》

僕はGmarketでRCとLCを1冊ずつ購入しました。2冊で₩68,150でした。他のサイトのほうが少し安いのかな? でもGmarketが慣れているので少しくらいの差額ならいいや!←超テキトー。
《Gmarketのログインサイト》
https://gsigninssl.gmarket.co.kr/LogIn/LogIn
₩68,150っていっても、本代は₩35,640です。送料が₩32,510なので、ほぼ半分が送料ですね。しかし、これ10セット入っている模試本なので、決して高くありません。日本の公式本と比べたらコスパ抜群です!
早く届くといいな。音声は既に取り込めるみたいで先に聴こうと思えば聴けちゃいますけど、そこはグッと我慢です。現物が届いてから楽しみに解きたいと思っています。
しかし、日本から注文が殺到して韓国の書店さんは何だと思うでしょうね。日本のトーイッカーたちの熱意というか、いやもはや執念というべきか、凄まじいものがありますね。
これを使って勉強会をやるのが楽しみです。日本の素材じゃないから和訳も解説も期待できないので勉強会の需要は多いんじゃないかな? 満点レベルに近くないと一人でコンプリートするのはきついでしょうからね。先ずは身内でトライしてみます。
どうです? オタクにも1冊。10セットですよ、10セット! 日本の公式問題集5冊分ですよ! 買っちゃいましょうよ。10セット! 1週間に1セットやっても2か月半も楽しめますよ。迷ってないで買っちゃいましょうよお~!←回し者かっ!
ではでは。
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2023-06-22 Thu
今朝は早くから裏庭でウグイスが鳴いています。自宅の裏側には地主さんが住んでいて、森のような環境なので結構、いろいろな鳥さんたちが住み着いています。鳥の鳴き声で目覚める朝も悪くありません。さて、本日は何の変哲もない木曜日ですが、公開テストが迫ってきております。な、なんと3日後が6月の第2戦です。今回は土曜日ではなく、いつもの日曜日開催ですね。
どんな問題に出会えるのか、今から楽しみです。僕は前回に引き続き、東京経済大学の国分寺キャンパスで受験します。雨でなければまた1時間歩いて行くつもりです。歩いていると結構、汗ばむ季節になってきましたよね。
今回はPart2の傾向をできる限り覚えてこようと思っています。それと、リスニングではグラフィック問題と意図問題も覚えてきて分析したいなあと思っております。グラフィック問題と意図問題は視覚情報が多いので覚えやすいですよね。
リーディングは最近、Part7の文章量が増えているような気がするのでこれも楽しみです。Part5とPart6を15分以内に片づけて、Part7は45分で切り抜ける。残った15分は記憶の時間に充てたいと目論んでいます。無理かな。笑。
そう言えば、今日あたりそろそろ新刊の見本本が届くかもしれません。内容もだいぶ変えましたし、本の体裁もかなり変えました。もちろん、良い方向にですけど、それがどんな感じに仕上がっているか判明次第、このブログに書きたいと思っています。
ページ数も予定していた360ページから392ページに増えています。これには、よりユーザーフレンドリーにしたいという意向が反映されているのです。ページ数が増えても重くならない工夫も施されていますし、見開きでも使いやすい本になっています。詳しくは、見本本が届いたらこのブログでご説明させていただきます。
現物が書店に並ぶのは6月第2戦の翌日の予定です。
ではでは。
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2023-06-13 Tue
いろいろ野暮用があって遅くなりましたが、TOEIC史上初の土曜日受験の感想です。僕は東京経済大学で受験してまいりました。最近、なかなか東京経済大学には割り当ててもらえなかったのですが、ようやくです。この大学へは歩いて行きます。1時間くらいかかるけど。さて、感想ですが、僕は午前中で、男の人が車のウインドウにスプレーをかけているフォームでした。SNSを見る限りでは午前中は1フォームだったのかな? やたら難しいフォームでしたが、噂によると午後のほうが更に鬼ちゃんフォームだったとか…。
Part1:やや難(カップかオーブンかそれが問題だ!カップを選んだけど)
Part2:やや難(2問、変化球問題で自信なし)
Part3:難(3人スピーカーが連続できましたね)
Part4:難(つい考え事をしていて1セット分からん)
Part5:普通(1問、名詞の語彙問題が難しかった←正解だったようだ)
Part6:やや難(1問、代名詞を選ぶ問題で悩んだ←正解だったようだ)
Part7:難(とにかく読む分量が多かった。塗り絵多発か?!)
一言でいえばLもRもどっちも難しかった! リスニングもPart1から難しかったと思います。カップがぶら下がってるやつをマークして次の写真を見てたら、オーブンがカウンターの上に、みたいな内容が聴こえてきて、えっ? それも正解では? と思ったけど真剣に聴いてなかったからそのままにしました。Part1とPart2は選択肢全部聴かないで塗っちゃうので、たまにこんなこともあります。笑。地面に雪があるやつも難しかったと思いますねえ。
Part2はやたらWhen~? が多かった印象です。後半に変化球が多くて悩みましたね。どこかで同じ記号が4つ続いてしまい、あれ? ヤバいかも、と思いました。まあ、このPartは一つくらい間違えたかもしれません。
Part3とPart4は難しかったですね。でも意図問題とグラフィック問題は易しかったと思います。それ以外の木問題で悩ましいのが数問あったのと、Part4で先読みがパッとできちゃって一瞬時間が余った時に、Part3で初めて出会った単語を覚えようとしてしまって、気が付いたら音声が読み上げられていて聴き逃しちゃった。
リーディングもレベル高かったわあ。Part5では1問、語彙問題で悩んでペンディングにしていたのですが、時間が足りなくて戻ってこれず、そのままにしておいたらそれが正解でした。笑。Part6も代名詞を選ぶ問題をペンディングにしていたのですが、これも戻ってこれず、仕方なくそのままにしていたらそれが正解でした。笑。これからも見直しはしないようにしようかな。笑。
Part7は読む分量が多かった。僕は本文はノータッチエリアは作らずに全部読みますし、選択肢も(A)から(D)まで全部読むので、今回はきつかったですね。トリプルパッセージの最後のセットを残して時計を見たら7分しか残っていなくて久しぶりに焦りました。結局、見直しタイムは2分しか確保できなかったので、マーク漏れ、マークミスを点検したらタイムアップのなってしまい、ペンディングにしていたリーディングの問題の再検討ができませんでした。まあ、余計なことはせずにそのままにしておいたほうが合ってるってこともあるけど。笑。
ここ最近の流行りのトピックも出てましたね。インフルエンサーとかサイバーとかね。たまには英字新聞も読んでおいたほうがいいかもです。語彙がどんどん難しくなってきています。黒のフレーズから dismantle や embroidery や savvy の名詞形の savviness が、暗黒から connotation などが出ていましたし、coveted や poised といった難単語も出ていました。模試本などをやるときは解きっぱなしにしないで、そこに出てきた未知の単語は放置せず、その都度覚えていくようにしたいですね。
今回の495点のボーダーラインはLが4つミスまで、Rはまったく分かりませんが、4月までの感覚なら2ミスまで495点が出るはずです。ですがっ! 5月の激辛のアビメを見ると、リスニングはともかく、リーディングは1つのミスも許してもらえないんじゃないかなあ…。そんな気がしています。コワイ…。
ではまた。
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2023-06-07 Wed
以前にこのブログでも紹介させていただきましたが、書影が出ました。6種類の候補の中から関係者が話し合い、これがベストであろうという表紙に決まりました。現物はまだ手にしていないので何とも言えませんが、箔押し加工が施されていて高級感漂う仕上がりになっているとか。6月26日リリースです!《TOEIC®L&R TEST990点到達への近道》

思い起こせば、本書は構想・着手から2年以上かかっております。本業が忙しかったり、病魔に襲われたり、なかなか完成に近づかず苦労しました。過去、何冊か本は書いていますが、ここまで苦労した本はありませんでした。
内容はその名の通り、TOEIC L&R公開テストの満点を目指す人向けです。しかし、TOEICテストは英検などとは異なり、全受験者が同じテストを受けるわけですから、現状、700~800点くらいの実力があればお使いいただける内容にしました。990点にリーチ!という方には不要かと思われる語彙にも語注を加えているのはそのような意図があったからです。
本書は、990点手前で苦労している受験者が躓きやすいポイントを中心に書きました。それぞれのパートで間違いやすいポイントを類型化しています。もちろん、人によって不得手の問題は異なりますので、万人向けに完全に網羅することは不可能です。
ですが、可能な限り、皆様にお役に立てるよう最後の最後まで努力しました。
ゴールは本書で取り上げている上級者が落としやすいポイントを正解できるようになることではありません。更にその先にあります。実は、980点、985点と、あと一歩で目標に届かない人が間違える問題は、本書で重点的に取り上げているような難問ではありません。
意外に易しい問題をケアレスミスで落としていることが多いのです。難問に意識を集中させるあまり、いわば普通の問題を落としてしまい、涙を呑むというケースを沢山見てきました。また、かつての僕がまさにそうでした。難問に時間とエネルギーを使いすぎた結果です。
なので、本書のゴールは、本書で取り扱っている難問をスーパーサイヤ人に変身してやっつけるのではなく、普通の姿のまま普通に正解できるようになっていただくことです。それがゴールです。難問を難問と気づき、それほど時間とエネルギーを消費することなく正解する。そうして生まれた余裕を他の普通の問題に差し向けてください。
本書では上級者が間違いやすいポイントを解説していますが、それほど詳しく解説しているわけではありません。ちょっとしたヒントやきっかけを提示しているだけです。読んでいただければ必ず分かります。上級者になれば、この先必要なのは、ポイントの理解と習得が半分、練習や慣れが半分です。僕が多くを語る必要はありません。
そして、リアル模試ではなく、何故、ほぼリアル模試にしたのか? それは、本番そっくりにしたのでは上級者向けのハードトレーニングにならないからです。だから、ほぼリアル模試=ちょっと難し目の模試にしました。ただし、本番とかけ離れた内容にはしていません。分かる人には分かるはずです。信じて何度も解いて、難問クリアーのコツを身に着けてください。
以下はAmazonのサイトですが、予約受付が始まったようです。6月の2回目の公開テストが終わった直後あたりに店頭にも並び始めると思います。一人でも多くの方に手に取っていただけると嬉しいです。一人でも多くの方の夢の実現に関わりたくて本書を執筆しました。
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TOEIC®L&R TEST990点到達への近道
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