2015-10-31 Sat
目の前に宝物が置いてある。さっき、ある人から手渡しでもらったものだ。思いもよらない贈り物に戸惑いが心を支配する。
行きつけの地元のバーでバーボンソーダをオーダーして、その隣に宝物を置いた。
グラスと宝物を交互に見比べていると、ここ数年の想いがまさしく走馬灯のように心を駆け巡る。嬉しさが徐々に込み上げてくるのが分かる。
何だか夢のようだなあ。ぼんやりとグラスを眺めながら夢と現実の間を何度も何度も行き来する。
随分遠くまで歩いてきたような気もするし、そうでもないような気もする。実はあの頃のままなのかもしれない。
グラスの氷が溶けてカランと音を鳴らし、一瞬だけ僕を現実の世界に引き戻す。
そう言えば、今日はきちんと御礼を言えなかったな。何だか御礼を言うのもその場には相応しくないような気がして、汚してしまわないうちに慌てて鞄にしまったんだ。
明日、会ったときに有難うを言おう。いや、やっぱり、おめでとうのほうがいいかな。
おめでとうございます。あの時から、あなたをずっと追いかけてきたよ。憧れが僕の前進の原動力だった。
その気持ちは今も尚、全く変わらない。まだまだ遠く及ばないけど、これからもずっと一緒に歩いていきましょう。仲間を守っていきましょう。
さあ、アーリータイムスを飲み干したら、部屋に帰って宝物を枕の下に入れよう。
きっと素敵な夢がみれる筈さ。
では、お休みなさい。
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