この手のご質問に対する回答は難しくて、いつも困ってしまいます。というのは、TOEICに関する限り、僕はモチベーションが落ちることがないからです。学習を開始した初期の頃はあったのかもしれませんが、今は本当にありません。
好きでやっているからでしょうね。
ドラクエでもマリオでも、好きなゲームだったら、子供は親から〝もういい加減にしなさいっ!〟て叱られてもやり続けますよね。布団の中にもぐって隠れてでもやります。
好きだからです。
夢中になっているからです。ごはんを食べる時間さえ惜しんでやり続けます。どんなことでも結構ですが、皆さんはそういう経験ありませんか?誰かに制止されても続けたい。
僕にとってTOEICはそういう存在です。スコアが下がって落ち込むことはよくありますが、それはモチベーションが落ちることとは少し意味合いが違います。ゲームのボスキャラに何度も倒されて悔しい思いをすることありますが、それでゲーム自体を嫌いになることはありません。
そして、好きでやっている人は、それが子供であれ大人であれ、最終的には必ず上達します。物事を好きでやっている人には勝てませんよ。あなたが嫌々ながらやっているなら尚更です。好きで好きで仕方ない人に太刀打ちできるものではありません。
TOEICで目標スコアを達成したいのなら、先ず好きになることです。どうやったら好きになれるのかは各自が工夫すべきです。それは相談を受けた側には介入できない個人的な問題だからです。相談を持ちかける人の心の内にある問題だからです。
僕の場合、先ず好きなPartを極めようと思いました。学習の初期の段階から好きだったのはPart5でした。パズルみたいに遊び感覚で解けるPart5が好きだからPart5ばかりやっていました。そうしたらPart5の正答率がじわじわと上がっていったんです。当たり前ですよね、毎日やってるわけですから。
そうしてPart5ができるようになってきて、ある日、Part6やPart7を読んでみたら、前より遥かに楽に読めた。どんなに長いPart7の文章だって、結局は短い文章の集合体に過ぎません。Part5の短文が読めれば、いつしか長文は読めるようになるんです。
こうしてリーディングセクション全体の学習が楽しくなり、ある日、リスニングセクションのスクリプトをパラパラめくっていたら、目で見るぶんにはリーディングセクションの文章よりも随分易しかった。今から考えれば当たり前ですよね。でも、何だかやる気が出てきた。
苦手だったリスニングも、読めば分かるんだから、あとは聴ければいいんだと思った。聴き取れなかった箇所をマーカーで印をつけてスクリプトで確認することにして、ひとつずつ〝目で見る英語〟と〝聴き取る英語〟のずれを埋めていったら、いつの間にかリスニングで満点が獲れたんです。
好きだったリーディングよりも嫌いだったリスニングのほうが、随分早く満点に到達したわけです。リスニングはスクリプトも易しいし、ミスしてもいい問題数も多いので当然と言えば当然ですが、本当に嬉しかったですね。
そして僕は、全てのパートが好きになった。きっかけはPart5の、たった40問でした。苦手なパートの克服から始めるのもいいし、僕のように好きなパートから始めて広げていくのでもいいと思います。僕は嫌いなパートから手を付けると挫折しそうな予感がしたから、最初は好きなパートに特化して集中的に取り組んだのです。
そうやって僕は、
いつの間にかTOEICが大好きになった。
もう誰も僕を止められません。
ではまた。
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