2016-05-31 Tue
新形式1回目の公開テストが無事終了したわけですが、色々と驚かされましたね。期待通りのドラマを作ってくれたテスト製作&運営機関に感謝です。有難うございました!何と言っても話題のトップを飾るのはテストフォームの謎でしょう。10年前の改変の時には、やはり1回目のテストフォームが5つあったと言われていましたから、今回も、おそらくそうなるのではないかと巷では囁かれていました。
結果として、それはその通りになった。つまり、TOEICマニア達の予想は当たったわけです。だけど、エトスは巧妙な罠を派手に仕掛けてきました。受験者が5つのフォームの識別ができないように工夫してきました。いや、実際には、幾つあるのかすら、分からないように目をくらましてきました。超おもしろい!エトス最高!
先ずはマークシート用紙です。これまでは、テストフォームの違いはマークシートA面の色で識別できました。ピンクがメジャーフォームで、グリーンがマイナーフォームといったように。しかし、今回は全てのフォーム共通でピンクでした。つまり、マークシート用紙でフォームの違いを見分ける道は絶たれたわけです。やりますねえ。
でも、これだけだとフォーム隠しの策略は完成しない。受験者がテストフォームの番号を記憶してしまえば、マークシートの色なんて、そもそも不要だからです。そうです。第二の策略として、彼等はテストフォームの番号を隠した。
QRコードがTOEICの世界に初登場です!流石に、これは覚えられない。8割くらい、その形状を記憶することはできるでしょうけど、完璧にQRコードのパターンを再現することは困難です。いやあ、やられましてね。1本とられました。エトス凄い!あなたの勝ちです!
と誰しもがそう思った筈なのですが、そうはいかなかった。TOEICer達はしぶといのですよ。彼等の英知の結集を侮ってはなりません。
ある素材を記憶し、並べることで、TOEICer達は、フォームが5つあるという確証を掴んだのです。そうです。それは、Part1の写真です。映像的な素材は記憶し易いですし、思い出すのも比較的容易です。
Part1で出題された6枚の写真のうち、4枚は共通しているものの、残り2枚がフォームによって異なることを突き止めました。この共通しない2枚のモノクロ写真を手掛かりに、フォームが5つあることを見破ったわけです。TOEICer達の執念もまた恐るべし!
エトス、策に溺れ、油断しましたね。
本当にフォームを謎のベールに包みたかったのであれば、彼等はもうひとつ策を講じて然るべきでした。そうです。Part1の写真は6枚すべてを共通にしてしまえば良かったのです。受験者のスコアの差別化は、Part2~Part7の6パートで十分可能です。あえてPart1で差別化を図る必要はありません。ですから、Part1を共通にしてしまえば、より分かりにくかったでしょう。
どうしても、Part1でもフォーム毎に違いを演出したいのであれば、写真は同じままにしておいて、選択肢の英文だけ微妙に変えてしまえば良かったのです。そんなこと、百戦錬磨の彼等には容易いことだった筈です。
まあ、イタチゴッコみたいなもので、Part1で識別できなくても、TOEICer達は、きっと別の方法を編み出してアプローチしてくるとは思いますが、今回は、最も易しいパートと言われているPart1が、フォーム識別のきっかけとなったわけです。
個人的には、何だか、テストの内容以上に興味深く、面白かったですね。多数のフォームを投入する意図は、1年後に控えているIPテストのフォームをストックするためだとか、実しやかに噂されていますが、実際はどうなんでしょうかね?
次回6月の公開テストでは、何が起こるのでしょうか?楽しみですね。エトスとTOEICer達の知恵比べ。新形式にアップデイトされたTOEICから、ますます目が離せなくなってきましたよ!
ではまた。
ブログランキングに参加しています。応援のアヒルさんクリックお願いしますヽ(・∀・)人(・∀・)ノ!

スポンサーサイト