2013-06-28 Fri
今朝起きて外の郵便受けを見に行ったら、ちっちゃいカマキリが投函口にしがみつくように止まっていました。邪魔をするのも何だか可哀相なのでそのまま部屋に戻ったRabbitです。季節は確実に夏に向かっていますね。ところで、以前に、PART7の英文を読まずに和訳のみを読むことで一定のスコアアップが可能である旨の記事を書いたことがありますが、思いのほか反響がありましたので、若干補足を加えたいと思い、本稿を書いています。
<和訳を読み始めたきっかけ>
ある時、PART7を解いていく過程で、どうしても正解に辿り着けないタイプの文書があることを認識しました。英文の構造、語彙等が全て理解できているにもかかわらず、状況が具体的にイメージできないのです。文章が右の耳から左の耳へそのまま抜けていってしまうような、フワフワとした頼りない感覚、とでも表現すべきでしょうか?
そうなると、分からないから何度も何度も繰り返し和訳を読むわけですが、驚いたことに、母国語であるはずの和訳を読んでも場面がはっきりとイメージできない。あっ、これは英文理解の問題じゃない、このタイプの文章に対応できるリアル世界での経験が足りていないんだということに気づいたのです。
そこで、実際のビジネスシーンや生活の中でPART7の文書に出てくる全ての場面を経験することはできなくても、擬似的な経験を積むことで、この壁を突破できるのではないかと考えて実行に移していったわけです。
<苦手文書の克服法>
ゴールは、和文を丁寧に読み込んでいって、その場面を自分の頭の中でイメージできる状態、言い換えると、そのシーンを映像化できることです。頭の中に登場人物を思い浮かべるところからスタートします。登場人物が実際にどんな顔をしていて、どんな服装をしていて、どんな話し方をして、周りの風景はどうで、という感じで極めて具体的に一つずつ映像化していきます。
この作業は多少強引でも構いません。最初はぼんやりとしていた映像が徐々にはっきり見えてきて(カメラのフォーカスが徐々に定まってくる感覚です)、頭の中で映像がはっきり見えたらコンプリートです。この時点でその苦手文書を克服したことになります。経験値を得たわけですね。
克服法という程の大袈裟なものではありませんが、この作業の単純な繰り返し、一つずつ自分が不得手としているタイプの文書をつぶしていくということですね。大切なのは、本番のテストで「知らない場面に遭遇しないこと」です。全く同じ場面でなくとも、似たような場面なら知っているという状態は、リーディングセクションで時間に追われる苦しい展開の時に必ず自分を助けてくれます。
勿論、和訳を介さずに英文のままこの作業ができる人はそれでも一向に構いませんが、おそらくそれは既に900点を突破している高得点者だけです。
※お気づきかもしれませんが、この取組みはPART3&4など他のPARTにも準用できます。
少し長くなりましたので、<定着に向けて何をやったか>、そして<取組み後に起こった変化>については、次稿に譲ることとします。
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