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■プロフィール

Rabbit

Author:Rabbit
50代(男性)
私大法学部卒
東京都内に生息
海外留学・海外赴任経験なし
趣味は英語学習と居酒屋巡り
著書は以下の通り
『サラリーマン居酒屋放浪記』
『サラリーマンのごちそう帖』
『TOEIC L&Rテスト860点奪取の方法』
『TOEIC L&R TEST 上級単語特急 黒のフレーズ』
『TOEIC L&R TEST 超上級単語特急 暗黒のフレーズ』

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キャリーバッグ
いつの頃からだろうか、地下鉄の駅でも空港でも路上でも所構わずコロコロガラガラと賑やかな音を立て、ドデカいバッグを引きずりながら歩く老若男女を見掛けるようになったのは。それほど昔のことではないような気がする。

先日、都内某所を散策していたら、修学旅行の集合場所と思しき場所に出くわしたのだが、圧巻だったのはキャリーバッグの大群だ。学生全員が競うように大きなキャリーバッグをひとつずつ携えているから当然の成り行きなのだろう。

色とりどりのスーツケースが、己の存在をこれでもかと自己主張するかのように鎮座している様は異様という他ない。あれだけキャリーバッグが居並ぶと、人間様とバッグのどちらが主人なのか、さっぱり分からん。

我々が学生の頃はキャリーバックなどなかったから、大きめなボストンバッグなどに荷物を詰めて持ち運んだものだ。今時のキャリーバッグと違って、収容能力は限られていたから収める荷物は厳選した。

また、転がして歩けるわけではなく、利き腕に持つか、肩に担ぐしかなかったから、荷物を詰めれば詰める程、自分を追い込む形になった。旅行や出張では、徒歩で移動する際の荷物の重さは切実な問題だ。

だからして、我々は必要な物の見極め方にも卓越した眼を持っていたし、必要か、必要でないか、判断のつかぬ物は決してカバンに入れず、潔く諦めて家に置いていった。不思議なことに、悩んだ挙句に旅先に持っていかなかった物で後悔したことはない。

パッキングも上手だった。何でもかんでもキャリーバックに押し込んで蓋を閉じてしまえばいいわけではなかったから、一番下には何を入れるか、上には何を入れるか、サイドの取り出しやすいポケットには何を入れるか、自ずと決まっていたのだ。コンパクトに収容するために衣類などの畳み方にも気を配った。

過ぎ去りし昔を懐かしみながら、納得できぬ面持ちで、怪訝な視線を修学旅行団体に向けていると、若い人達は相変わらず無邪気にはしゃいでいる。と、ここで、ひとつの動きがあった。

件の修学旅行生の女の子のひとりが、あー喉が渇いた!水飲みたいと言って、それまでドスンと腰かけていたキャリーバックから、やおら立ち上がり、慣れた手つきでそれを開けた。取り出したミネラルウォーターを見て、ワタシは度肝を抜かれた。なんと2リットルのペットボトルだ。そして、その横には、旅先にどうしても必要とは到底思えぬクマさんのぬいぐるみが横たわっていたのだ。クマさんを見降ろす形で女の子はラッパ飲みをしている。

この国は大丈夫なのか?やがて、キャリーバッグに滅ぼされるのではないか?昨今では、人口知能が人類を滅ぼすのではないかと危惧する声をあちこちで聴くが、ワタシはAIなんかより、よっぽどキャリーバックのほうが恐ろしい。やつらに駆逐される日は遠くないのではあるまいか。

ではでは。

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エッセイ | 13:45:46 | トラックバック(0) | コメント(0)
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