2018-09-25 Tue
単語の習得過程において、最も難しいのが多義語の克服です。どんなに長くて複雑な綴りであっても、日本語に置き換えた場合の意味が一つなら、すなわち、英語と日本語が1対1であれば、簡単なんですよね。1個覚えたら完了だから。ところが多義語はそうはいきません。例えば、TOEIC頻出の〝appreciation〟などはどうでしょう?〝感謝〟という意味は一般的ですから、皆さん、よく分かっていらっしゃいます。では、〝鑑賞〟という意味もあるのをご存知でしたか?音楽とか、芸術作品の鑑賞などです。まあ、ここまではTOEIC受験者なら知っているでしょう。
では、〝理解〟という意味はどうでしょう?物事の重要性の理解などです。次に、〝論評〟という意味はどうでしょう?極め付けは〝上昇〟です。金利の上昇、不動産価値の上昇などのように使われます。
これらの複数の意味を日本語で覚えても忘れてしまいますし、フレーズとか、例文で覚えるのが宜しいでしょう。英英辞典で確認するのも有効です。
それから、日本語に置き換えた場合の意味上の共通点を考えるのもいいですね。先の例では、感謝〟〝鑑賞〟〝理解〟〝論評〟〝上昇〟に共通するニュアンスは何だろうと考える。そうなると、語源の知識も必要なってくるかな。
僕がどうやって覚えているかというと、英和大辞典を2つ、例文を含めて確認し、その後、英英辞典でニュアンスを確認し、シソーラス辞典で意味が類似している単語を見ています。それから、余裕がある時は、コロケーション辞典で相性が良い単語を調べたりしています。
ここまでやっていると、自然と覚えちゃう。
多義語は難しいけど、楽しいですよね。辞書を引いていて、へえ~、こんな意味があるのかあ、こんな例文にピッタリくるのかあ、などと、感心しながら調べていると夢中になってしまって時間を忘れてしまいます。
僕は、典型的な「調べながら覚えるタイプ」なんです。人から教えられることは全然覚えない(笑)。調べる作業は大抵、電子辞書を使っていますが、電車の中か、時には居酒屋のカウンターでやってます。
皆さんは、多義語はどのように克服されていますか?
ではでは。
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