2020-09-21 Mon
黒のフレーズの正式な刊行日から3日、大型書店に並んでから5日が経過しました。思っていたよりずっと、ご好評いただいているようで安堵しております。これもひとえに皆様の応援のお陰です。いつも有難うございます。
少しだけ気になっているのが、やはり上級者の方の反応が殆どであるということです。上級バージョンの単語集ですから当たり前と言えば当たり前なのですが、600点以上のスコアのある方なら十分手が届く内容ですから、是非、手に取っていただきたいと思っています。
TOEICスコア600点は、かつての僕の姿です。数年前の自分を意識して書きました。当時、英語力は低かったけど、単語本を眺めるのが好きでした。自分の現在の力より上かなと思われる語彙本って、何となくインテリジェンスを感じて気持ちいいんですよね。
英語を勉強しているっていう感じがする。だから、特に覚えようとはせずに、TOEIC学習の合間に眺めていました。勉強の合間に雑誌をパラパラとめくるようなイメージですね。だけど、これが意外と効くんですね。自分と相性がいい単語っていうものがあって、結構、覚えられる。
外国語の単語本は、今の自分の身の丈より少し高いくらいが丁度いい。少し背伸びしないと手が届かないくらいが気持ちいいのであります。そのちょっと届かない感じが、外国語に触れていると実感できる距離なんです。
いつか背伸びなどしなくても届くようになるのだけれど、今は背伸びしないと届かない、ジャンプしないと届かない。熟した林檎に手が届きそうで届かない、この感覚がたまらない。
凄い上級者達が相変わらず語彙学習を続けているのには理由があると思う。まだ自分が知らない外国語の世界の探索を楽しみつつ、少しずつ、少しずつ、賢くなっていく自分が好きなんだと思う。そこにはインテリジェンスの香りに対する憧れがある。
ではまた。
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