2020-10-27 Tue
大きな企業にお勤めだから安泰ですね。この言葉、何百回、言われたことか。
その度に、内心、「何も知らねえくせに、冗談じゃねえ!」と思っていました。
大企業に正社員として残り続けることは決して生易しいことではありません。
昔とは違い、今の時代は定年までの終身雇用が約束されているわけではありません。僕のいる業界では既に20年前には終身雇用神話が崩れていました。総合職の男性社員がだぶついていて、つまり余剰人員が溢れていて、40歳以上の男性社員は例外なくリストラの対象になりました。
実際、辞めていった社員は数千人います。会社に見切りをつけて自らの意志で辞めていった人も一握りはいます。このタイプは優秀な人材であることが多かった。しかし、大抵の場合、自分の意思に反して辞めていった。つまり辞めさせられたわけです。
上席者との面接で、来年、あなたの席はないよ、と言われる。一度、二度と断るけれど、これが三度、四度と続くと次第に心が折れていって、諦めてしまうようです。ショックを受けて辞めていきます。会社のために必死に働いてきたのに評価されていなかったと知らされるわけだから当然です。
退職勧告をなかなか受け入れない人には、一旦、出向、その後、転籍という手法も一般的に使われるようになっていました。会社を辞めずに一旦、出向という形で外の会社に出されるから渋々受け入れるのですが、戻してもらえるかと思っていたら、転籍させられて戻れなくなるというパターンです。
大企業で生き残るのは傍で見るほど簡単ではないのです。
だから僕は闘う武器を、自らの身を守る武器を身に着けたかった。その武器のひとつが英語でした。幾つか計画的に身に着けたスキルはあるけれど、中でも最も重要視していたのが英語力アップでした。その背景にあるのは、僕が英語学習を再開した2005年はまだ英語ができるということは特殊技能だったということです。
今は少しトーンが違うかもしれませんが、TOEIC900点取得は誰の目から見ても「英語ができる人」というステイタスだったのです。だからこそ、その高みを目指した。TOEICを選んだのは決して偶然ではありません。TOEICで900点を取得すれば誰からも認められた時代だったのです。
人事担当者の視点から考えてみれば、英語以外の実力が同じくらいだったら、わざわざ英語ができる人を辞めさせる企業はあまりありません。まあ、特別な人脈を持っている人などはこの限りではないかもしれませんが、あくまでも一般的な傾向としては、プラス英語力というのは途轍もない武器なんであります。
だから必死で勉強したのです。最初は全然楽しくなんかなかった。一緒に勉強する仲間もひとりもいなかったし、ただただ孤独でした。そもそも勉強を続けていても目標を達成できる保証などありませんでしたしね。
今週末もTOEIC勉強会を開催することにしていますが、僕は、伊達や酔狂で勉強会を実施しているわけじゃありません。割と真面目な志を持って真剣に運営しています。参加者の切実な夢を叶えるお手伝いをしたいと心底思っているからです。
かつては、企業での生き残りを賭けて努力を重ねてきた英語学習だけれど、今は応援する立場に回っています。以前の僕と同じように、英語さえできるようになれば人生が変わると思っている人達が身近にいるからです。その通りですよ。英語ができるようになると未来は劇的に変わるんだ。
だから一緒に頑張ろう!
安泰なのは大企業に席を置いているからじゃありません。何処に行っても通用するスキルを身に着けているからです。それが英語であってもいいじゃないか。一歩ずつでもいいから前に進もう!一緒に頑張ろう!
ではでは。
ブログランキングに参加しています。応援のアヒルさんクリックお願いしますヽ(・∀・)人(・∀・)ノ!

スポンサーサイト
日本も、欧米並みに成果主義になりましたね。どこの業界も生き残りに必死です。
資格取得を目指さない労働者またはセミナーに参加しない方は、努力しない人とみなす人事担当者がいかに多いか実感しています。大企業に在籍したら安泰な時代ではないですね。みな、コロナで明日の生活資金を稼ぐのに苦労しています。
資格取得を目指さない労働者またはセミナーに参加しない方は、努力しない人とみなす人事担当者がいかに多いか実感しています。大企業に在籍したら安泰な時代ではないですね。みな、コロナで明日の生活資金を稼ぐのに苦労しています。