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Rabbit

Author:Rabbit
50代(男性)
私大法学部卒
東京都内に生息
海外留学・海外赴任経験なし
趣味は英語学習と居酒屋巡り
著書は以下の通り
『サラリーマン居酒屋放浪記』
『サラリーマンのごちそう帖』
『TOEIC L&Rテスト860点奪取の方法』
『TOEIC L&R TEST 上級単語特急 黒のフレーズ』
『TOEIC L&R TEST 超上級単語特急 暗黒のフレーズ』

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TOEIC L&R公開テストの考察
TOEIC L&Rテストも時代と共に変遷を続けておりますが、今日は、最近の傾向の変化について書きたいと思います。現行のTOEICは、2016年5月から始まりましたが、直近のテストではどのように変化してきているのでしょうか?

Part1は、はっきり難化しています。6問のうち2問程度は上級者でも消去法を使うケースが増えてきているのではないでしょうか? Part1に出題される難単語を隙間なく覚え、また、現在完了形と現在進行形の音の違いを抑えるなどの基本的な練習が必要かと思います。

Part2の変化球は、実は一つ前の世代のTOEICから出題されていました。間接的な応答を問う変化球問題が若干、多くなってきたかもしれませんが、傾向はさほど変わっていません。しかし、高速スピード、それに伴う音の連結・消失に気づいていないと、問い掛け文が聴き取れないケースが多くなってきました。高速スピードに負けないための倍速トレーニングと、聴こえる音の上書きが必要です。

Part3とPart4の特徴である、意図問題とグラフィック問題は特に難化してはいません。Part3の3人の会話問題も難易度に変化は感じられません。気をつけるべきは、セットによって読み上げのスピードが明らかに変わることです。意図的に聴き取りにくい高速ナレーターを投入してきています。それ以外でも少しなまった感じのナレーションもありますし、いろいろなタイプのナレーターに慣れておくことが必要ですね。

Part5では、語彙問題が易しくなったものの、問題文に使われている語彙は逆に難しくなっているような気がします。つまり、選択肢の語彙は易しくなり、問題文中に使われる語彙レベルが少しだけ上がっているように感じます。英文は短いけれど、英文の構造が分かりにくいものも増え、受験者のより高い文法力が問われるようになりました。アビメのR5の100%を目指したいところですね。

Part6は易化している印象です。易化というよりは、受験者が新形式に慣れてきたといったほうが的確かもしれません。文書全体の文脈を追いながら適切な語彙と適切な時制を選ぶ、適切な1文を挿入するという形式に慣れてきただけで、実際の難易度自体は変わっていないように思います。体感的には易しくなったということです。

Part7では、シングルパッセージが難しく、マルチプルパッセージは易しいという状況に出会うことが多くなりました。シングルパッセージは、ひとつの英文を正しい位置に配置する問題、ほのめかし系の問題が難しい傾向にあります。シングルパッセージに思ったより時間をとられる傾向が続いています。

一方、マルチプルパッセージは、2016年5月から導入されたトリプルパッセージに受験者が慣れてきたせいか、易しく感じている人が多いようです。トリプルパッセージにであっても、クロスリファレンス問題は2つの文書の情報の突き合わせで正解が得られますので、結局、ダブルパッセージと大差ないということが、その要因でしょう。3文書参照型も問題は出題されていません。

多くの受験者を苦しめていたNOT問題も数が減り、同義語問題も易しくなりました。その分、素点を高くしないと(正解数を増やさないと)、スコアが上がらなくなっているようです。かつてのリーディングでは、4問くらい間違えても495点が出ていましたが、今は間違えていいのは1問、最大でも2問でしょう。

全体的な考察としては、基礎が盤石な人が高得点を叩き出し、基礎が不十分な人がスコアの伸び悩みを経験するテストになっていると思います。英文法の基礎を固め、聴き取る力を磨き、それを語彙で強化した人が成功するテストなんだと思います。

幼少時代から英語が得意のバイリンガルでなくても、海外留学や海外勤務の経験などなくても、地道に基礎を固めようとしている人には、必ず女神が微笑んでくれるテストです。焦らずに、コツコツと頑張ってまいりましょう。そうすれば、きっと良いことがあります。

ではでは。

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未分類 | 17:48:19 | トラックバック(0) | コメント(2)
コメント
リスニングのパート2ですが、序盤から間接疑問が出題されるようになったことは、大きな変化ですね。また、シングルパッセージも序盤から語彙がハイレベルなフォームにも出会いました。基礎を固め、語彙力をつけないと、置いてけぼりに会いますね。パート2の出題の仕方は、YBM③でも見受けられます。パート4の業績グラフを取り扱っている模試はまだ少ないようですが、YBM③はきちんと対策しています。来年の④の発売があったら、楽しみですね。
(頭痛が治ってよかったですね。お大事になさってください。)
2021-05-24 月 22:03:38 | URL | みかん [編集]
Re: タイトルなし
みかんさん、

Part2に限らず、そのPartの序盤から難易度が高い問題が出題されるようになりましたね。油断できません。

YBMなどの質の良い問題集で実力をつけて、ドーンと待ち構えたいですね。
2021-05-31 月 14:40:47 | URL | Rabbit [編集]
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