2021-07-07 Wed
酒場で英語を喋っていると、酒がうまくなる。いや、違う、逆だった!酒場で浴びるほど酒を飲むと英語がうまくなる、だった。まあ、どっちでもいいっちゃあ、どっちでもいいんだけど・・・。海外出張なんかでは、ランチでもディナーでもビールとワインは出てきますよね。出てこなかったことないのよね、ホントの話。現地の人にとって僕らは来訪者だから、訊かれるわけです。Mr. Rabbit、何かアルコールは飲まれますか?って。
もともと嫌いじゃないし、断る理由も特に思いつかないから、Sure, why not? ってなりますよね。そうすると、大抵の場合、ビールor スパークリングで始まって、あとは白ワイン、赤ワインと続くわけです。
そして、ワインに移行して何杯も飲んでお酒が回ってくると、徐々に舌が滑らかになっていきます。これは僕だけじゃなくって、みんなそうなんだけど、飲み始めの状態と全く変わらない人もいる。下戸です。アルコールを全く受けつけない体質の人ですね。
乾杯から数十分が経過しただけで英語がうまくなる奇跡を目の当たりにして、彼らノンアルコール組はポカンとしてます。下戸でなくたって日本人はアルコールにはそんなに強くないから、あっという間に酔っぱらっちゃうのであります。
そうすると、日中の仕事においては気にしていた、文法だとか、正しい発音だとか、そんなもん、どうでもよくなっちゃう。え~と、あれ、これって英語で何て言えばいいんだっけ?え~と、え~と、ああっ、も~、いいや、言っちゃえ!っていう状態になるんです。
これが意外にも正確に伝わるのね。下手な英語かもしれないけど、確実に伝わる、アワアワ言ってないから、切れのあるリズムの良い英語になるんですよね。迷いがないの。酔って気が大きくなっている分、身振り手振りも加わるから尚更です。
お酒を飲むと、大半の日本人は英語がうまくなるんです。タテマエとか、ミエとか、フアンとか、そんなものが体中から吹き飛ぶからでしょうね。それまで英語の発信を邪魔していたものがなくなると、素の自分だけが残る。飾りを取っ払うと、否が応でも実力を発揮できる環境が整ってしまうわけです。
あ、そう言えば、いつだったか、僕はずっと疑問に思っていたことの答えに気づいた。なんで向こうの人たちは、ランチの時に、お酒を飲むかどうかを僕に訊くんだろう?今回の来訪では僕が主役っていうわけじゃないのに・・・。
あれえ?もしかして・・・。そう言えば、下戸の人には絶対訊かないよね・・・。そこで思い切って現地の責任者に尋ねてみた。どうしていつも僕に訊くんですか?って。そしたら、
こっち側はみんなワインが飲みたいんだ。だけど、お客さん側が飲みたいって言ってくれないと、ランチでは飲めないんだよ。だから、一番、飲みたそうなRabbit-sanに訊くんだ。そうすればみんな昼からワインを飲めてハッピーだ!これからもずっとそうするよ。来年も必ず来てくれ。有難う。
な、なるほどお・・・。それでワタシにいつも訊いてたのね。確かに、飲めない人に尋ねて、いえ、ノンアルコールで、って言われたら、そこにいる全員が飲めなくなっちまうよね。う~む、ワタシの酒好きがこんなところで密かに役に立っていたとは・・・。
コロナが収まったら、また行きますから待っててね。そしてら、率先して、酒はないのか?酒が飲みたいぞっ!って言えばいいんでしょ?←若干、違うと思うけど・・・。
さて、今日は七夕。織姫と彦星が無事に天の川を渡って会えるように空に向かって乾杯しようかな。お二人はワクチン打ったのかな?まあいいや、年に一度くらい、思いっきり密になって酔っぱらってね。英語がうまくなるから。
ではまた。
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