2014-02-11 Tue
日曜日から仕事で東北に出張してきました。20年ぶりの降雪の最中ですから、覚悟はしていましたが、大変な道中となりました。福島までは遅れながらも何とか到着したのですが、そこから出る筈のバスが運休となり、交通手段がなくなりました。明日も運行を約束できないという。しかし、絶対に仕事に穴は空けられない。
聞けば、積雪で道幅が狭くなっていて、バスやトラックなど大型車は通れないとのこと。「えっ?普通車なら通れるの?」と聞くと、今後は分らないが今のところ通れるという。
2時間以上かかる行程をタクシーで行くわけにもいかなし、また嫌がるに決まってるから、レンタカーを借りることにして出発しました。
僕は雪国で長いこと仕事をしていたので、雪道の運転には自信がありますが、コワイ、コワイ・・・。先ず、電灯が少なくて路面の状況がよく見えない。さらに、山道の下りカーブがカチカチに凍結していて気を抜くとスタッドレスでも後輪が滑る。慎重にカウンターを当てながらようやく街中に到着したのは22時近かった。宿泊のホテルはキャンセルが相次ぎ、ロビーには僕以外に客の顔は見えない。受付の女性の疲れきった顔が1日の奮闘を物語っていた。
翌日は好天に恵まれ、ボコボコの路面状態にあえぎながら、何とか滞りなく仕事は完了したのですが、今度は帰りのバスがない。レンタカーは乗り捨てちゃったからもう1回借りるのも面倒だなと思案していたら、仙台行きの臨時バスが出た。
これに乗って帰ってきたわけですが、途中、3年前に津波に飲み込まれた道路を通過し、何度も息を呑んだ・・・。ここが全部飲み込まれたのか・・・。とても信じられん・・・。
ほぼ3年が経過する今でも、流されたレールは復旧できずに電車は不通のままだ。地元の住民たちは避難したまま生まれ育った町に帰って来たくても帰って来れない。これが東北の現実。
毎日のように仕事に追われ、忙しく過ごしている自分を嘆くこともしばしばで、もっと自由に勉強したいなあと考えてしまうことも間々あるけれど、僕たちはまだ恵まれているんだなあ・・・。まだ3年前の震災と戦っている人たちがいる。
自分には謙虚さが足りなかったな・・・。
そう痛感した東北出張だった。
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