2022-10-14 Fri
リーディングが得意で速読のスピードがある人は先読みが間に合わないということはないと思いますが、リーディング400点未満の方はPart3とPart4で先読みが間に合わなくなることがあるようです。一旦、このリズムが崩れると体制を立て直すのは結構大変です。そこで幾つかコツを伝授します。
先ずはリスニング全体のディレクション、Part1とPart2のディレクション時間を有効に使って、この時間にPart3とPart4のグラフィックをすべて見て、何を図表で表しているのかを理解してください。覚える必要はありません。理解するだけです。
これだけならまだ時間は余りますね?意図問題の設問と選択肢を読んで理解してください。ここでも覚える必要はありません。理解するだけです。おそらくここまで準備すると、Part3が始まる時間になっている筈です。しかしたったこれだけの準備で結果はかなり違ってきます。
さて、Part3の最初のセットNo.32-34が始まります。このセットの先読みはPart3のディレクションの時間があれば十分でしょう。焦らずゆっくり読んでください。いきなりスリースピーカーズのセットが出てくることもあり得ます。
先読みの順番はレベルによって少し変えていくべきです。ある程度自信がある方は次の順番で読めばいいでしょう。間に合うはずです。
No.32の設問
選択肢(A)
選択肢(B)
選択肢(C)
選択肢(D)
No.33の設問
選択肢(A)
選択肢(B)
選択肢(C)
選択肢(D)
No.34の設問
選択肢(A)
選択肢(B)
選択肢(C)
選択肢(D)
しかし、度々これが間に合わない方は、
No.32の設問
No.33の設問
No.34の設問
の順番で設問だけ先に読んでしっかり理解してください。選択肢はまだ見ない。これだけなら当然、時間は余るので、余った時間の許す限り、選択肢も読んでください。
おそらく、No.32の選択肢とNo.33の選択肢は読めるでしょう。No.34の選択肢は読もうとしても間に合わないかもしれません。それで大丈夫です。無理して頭に詰め込もうとしないでください。音声に集中できなくなります。
特に3つ目の設問が、What will the man most likely do next? みたいな内容だったら、それは会話やトークの最後の部分で言うに決まっています。そうじゃない場合もありますが、95%以上の確率で最後に言うのです。だから事前に把握していなくても話の流れを見失うことはありません。
しかし、これすらもできないという人は、
No.32の設問
選択肢(A)
No.33の設問
選択肢(A)
No.34の設問
選択肢(A)
の順番で読んでください。選択肢(B)~(D)は無視で構いません。会話・トーク終わった後で読めばいい。選択肢(A)だけは読む意図は、設問文だけでは分かりにくい設問の内容が分かるからです。仮に選択肢(A)が誤答だったとしても、設問文の問い掛け⇒選択肢の回答は、会話とトークの内容を無視すれば成立している筈だからです。
ここがPart2とは異なるところです。Part2の誤答選択肢はそもそも誤答の選択肢を選ぶと「会話が成立しない」のです。ここ大事です。Part3とPart4の設問文と誤答の選択肢は、スクリプトを無視してそこだけ切り取ったならば「成立する」のです。設問文=選択肢(A)(B)(C)(D)はすべて成立します。
これを逆手に取った先読みがこの方法です。僕が編み出しました。僕が知る限り、この方法を提唱しているTOEIC本はありません。しかし有効な方法です。慣れてくると、選択肢(B)まで、選択肢(C)まで、そしてやがてすべて読めるようになります。完璧な先読みの過渡期にいる方にピッタリはまります。
ご自身に合う方法を試してみてください。設問3つだけ読んで選択肢は音声が終わるまで一切見ないという方法もあり得ます。僕は集中しづらい環境下で音声に集中したい時はあえてそうすることもあります。周りがうるさかったり、スピーカーの真ん前で音が大きすぎて先読みが頭に入ってこない時などにこの方法は有効です。
いろいろ試してみて、「今の自分」にピッタリする方法を見つけてください。「今の自分」にですよ。実力が上がってくれば、当然、ピッタリはまる先読みの方法も変化していくからです。今、最適な方法は必ずしも半年後に最適ではありません。
追伸:まったく先読みをしないという方法もありますが、余程のリーディング力のある方以外にはお勧めできません。どこかで1セット失敗すると壊滅的な状況に陥りますし、リズムを刻みにくいからです。
ではまた。
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