2012-07-17 Tue
標題のテキストは、おそらく僕のリスニングスコアを引き上げるのに最も寄与した一冊だと思います。その圧倒的な分量と圧倒的な重量?(持ち歩くには重いんです、この本は)、公開テストよりもやや早目の読み上げスピード。これ一冊こなすのに半年位かかったと思います。
ただ、僕のこの本の使い方は少し変わっています。この本の本来の使い方は「Step by step」といって、一問毎に解答し、正誤とその内容を検証していくというスタイルなのですが、僕のトレーニング方法はまったく違います。特にPART3&4の該当箇所の取組みですが、全体を一気に聴き取ります。この際、テキストは見ません。問題文も聴かずに飛ばします。ひたすらスクリプトを一気に聴き取るのです(注:ただし、聴き流しはしません)。1時間ちょっとかかります。30回位聴くまでスクリプトは一切見ません。
この後、ようやくスクリプトを確認して、聴き取れなかった箇所を丁寧に一箇所ずつ検証していきます。そして、その後、聴き取れなかった箇所に意識を集中して、再び一気通貫です。この繰り返しですが、圧倒的なリスニング力とスタミナが養われます。
すべて聴き取れるようになってからも音読とシャドーイングを繰り返し、脳に定着させます。通算では100回位、CDを聴いたと思いますが、その効果は絶大でした。苦手だったリスニングの得点がリーディングを上回るようになったのも確かこの頃だったかと記憶しています。
ただし、すべての人にお勧めできる方法ではありませんね。公式問題集やリスニングBOXを一通りやり尽くして、そこから更に壁を突破したい人向きかなと思います。ちょっと根気のいるやり方ですが、どうでしょうか?
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