2014-06-27 Fri
標題は、HUMMERさんの新刊です。昨日入手してひと通り拝見しました。![]() | CD付 TOEICテスト 一発逆転600点! (語学資格) (2014/06/26) 濱崎 潤之輔 商品詳細を見る |
そのタイトルが示す通り、600点をどうしても短期間に取得したい人にお勧めのTOEICテキストです。HUMMERさんの優しくて面倒見の良い性格が現れていますね。初心者でも独学で必ず600点を突破できる工夫が至る所に散りばめられている。
600点手前で悩む学習者にとって、「そうだよ、それが聞きたかったんだよお」というヒントが随所に見られます。勉強の仕方、特に復習の仕方については多くのページを割いていて、というよりも、それがこのテキストの全てです。その基本的なスタンスは既出の「とにかく600点突破!TOEIC TEST大特訓」と変わるものではありません。
復習しろ、復習しろと周りの上級者達は口を揃えて言うけれど、じゃあ、具体的にどうすればいいのかについて詳細なアドバイスがなされることはあまりありません。つまり、600点の壁を突破できていない人の多くは自分に合った復習の方法がピンときてないんですよね。
それをHUMMERさんはこのテキストを使って見事に実践しています。苦しんで這い上がってきた実体験がある人でなければ決して書くことができない類のテキストでしょう。HUMMERさんはハイスコア取得者向けの書籍も出していますが、HUMMERさんの真骨頂は、むしろ初中級者向けのこういうテキストにこそ現れるのかもしれない。
復習の仕方だけではありません。問題の解答の仕方についても詳しく触れています。リスニング時の呼吸の方法、シャーペンの動かし方、先読みとリテンションの方法など、数え上げればキリがありません。
いずれも上級者は無意識にやっていることなのですが、初中級者には初めて聞くチップではないでしょうか?これを書籍の中でこれほどまでに詳しく語った人はいない。「そんなの当たり前じゃん。」上級者は事も無げにそう言うかもしれないけれど、周りに相談する人もいない初級者にとっては決して当たり前ではありません。
巻末の語彙リストも一つとして無駄のないものです。80回以上このテストを受験し続けている僕にはそれが良く分かる。切り取って持ち歩いて欲しいくらいです。
最後に、このテキストの中で、HUMMERさんが一つだけ強いメッセージを発信しています。あふれる優しさの中にも、それだけは絶対に譲れないという厳しさを持って読者にこう語りかけています。
時間があってもなくてもやってください。
時間があってもなくてもやってください。
時間があってもなくてもやってください。
時間があってもなくてもやってください。
時間があってもなくてもやってください。
僕は本当に素晴らしいテキストだと思います。でも、HUMMERさんができることはあくまでもスコアアップのお手伝いです。代わりにテストを受けてあげるわけにはいかないんだから。
望むスコアを手にするには、最後は自分が努力するしかないんですよ。
そう言っているように僕には思えます。
スコアに悩む全ての学習者に購入して欲しいテキストだけど、目標のスコアを取得するまでは、時間があってもなくてもやるんだ!そう自分自身に約束できる人だけがこのテキストを手にする資格がある。
僕はそう思う。
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