2014-11-25 Tue
第194回に続いて第195回も悩ましい前置詞問題が出題され、上級者が軒並み撃沈していますね。前置詞問題は奥が深い。上級者が前置詞問題で躓くパターンは2つあると思います。
一つ目は、頻繁に見る前置詞の意外な使われ方にやられるパターンです。for とか、withとか、into とか、against とか、要はいつも見ている前置詞なんだけど、え~、そんな使い方あったんだあ?という、驚きと共に玉砕パターンですね。
二つ目は、あまり目にしない前置詞に遭遇し、それが正解だった場合にやられるパターンです。amongst とか、barring とか、amid とか、beneath などです。あまり見たことないから怖くて選べないわけです。だって知らなかったんだもんという、知らずに玉砕パターンです。
このうち、二つ目の対応は割と簡単です。触れて覚えればいいだけですから。「珍しい前置詞リスト」かなんか、怪しいリストを自分で作って、幾つかの例文と共に覚えちゃう。それで終わりです。あっさりしたもんです。対策は比較的易しい。
厄介なのが一つ目のパターンです。これは一朝一夕にはいかない。その前置詞が持っている根幹のイメージを理解しないといけないし、動詞や形容詞との相性の良さ、コロケーションの理解も不可欠です。
日頃から、ネイティブの感覚により近づいていく学習法、アプローチが必要だと僕は思っています。かと言って、何か特別な教材を買い漁る必要なんか全くない。
いつも使っているTOEIC模試を数冊、目に前に置き、できればPART7がいいな、本文に出てくる前置詞だけ蛍光ペンで片っ端からマークして、何故その前置詞がここで使われるんだろう?って考えればいいんだ。
僕らノンネイティブがネイティブの感覚に少しでも近づくためには、ネイティブが何故そのような英文を書くのかについて、深く理解しようとする姿勢が求められるのではないでしょうか?
TOEICテストはそこを試してきてるんだから。
ではまた。
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