2015-01-31 Sat
ボルタは再三再四悩んでいた。←しつこい書き出しですね。ボルタの苦悩はオッサンミスだけではなかった。それは予期せぬスランプの到来だった。まさに、ボルタは絶不調に陥っていた。これまでコツコツと努力を重ね、スコアは970点、975点と順調に伸びてきていたし、それなりに手応えも感じていた。さすがは皆の人気者、ボルタさんだった。仲間内からは990点満点に一番近いオッサンと、間違えました、一番近い男と噂されていたし、潜在能力からすれば、それは当然のことであった。
だがあっ!
しかあ~し!
まさかの~、まさかの~、大失速!づがあああ~ん!
そんな、ま、まさか、この俺が、900点を割り込むのかあっ!そ、そんなバナナ、いや、バカな!
感触は極めて悪かったが、帰ってきたスコアは更に悪かった・・・。ドイヒ~!
900点こそ何とかガードし、900点ホルダーの座は守ったものの、俵に足がかかり、危うく800点台に転げ落ちるところだったのだ。
そして、落ち込むボルタに追い打ちをかけるように、黒うさぎが言い放った。
「どうせなら900点、割れば良かったのに。中途半端だよなあ。」←でましたっ、鬼発言!
茫然自失のボルタ・・・。ホッピーの味も炙りレバーの味も分からなかった。←またミャンマー?
黒うさぎ、さらに、バックドロップ!
「だってさあ、いっそのこと900点割っちまってから再び這い上がって満点獲ったほうがカッケーじゃん!そのほうが絶対ドラマチックだよお~。ウハハハハ~!」←どう考えても鬼だけど、別に悪気はないらしい。
ボルタは思った。ダメだ、このオッサンうさぎに何を言っても・・・。←あんたもオッサンじゃん。
調子を落とした原因のひとつは取り組んでいるテキストだった。それは、かの有名な、かの有名なあ~、
ジャノメ の湯~名人♪、ではなく ←古いし・・・。
New Economist!
これはEconomistシリーズの中でも特にリスニングが難しく、皆が苦戦していた。高地トレーニング用のテキストであり、うさぎさんは80問くらいできればいいや、と気楽に考えていたからダイジョーブだった。←い~のか、ホントにそれで?
しかし、ボルタリアンは(←だれ?)根が真面目なので、相変わらず全問正解をメザシ並みに目指していた。これが吉と出ずに凶と出た。満点に一番近いオッサ、いや、男の歯車は狂い始めた。
野球のバッティングに例えればこうだ。ダルビッシュのキレキレのスライダーを打てるようにならなくては!マー君の魔球、スプリットをバットの芯で捉えなくては!そう考えて必死に練習を繰り返すボルタ。だんだん慣れてきて何とかバットに当たるようになってきた。ヒット性の当たりも出始めた。
だが、しか~し、その代償に、ど真ん中のゆる~いストレートが、こともあろうかホームランボールが、打てなくなってしまったあ!
守備についても同じだった。何の変哲もない、定位置やや後ろのセンターフライが上がる、イージーフライだ。がっ、しかあ~し、これが伸びると判断し、バックスクリーンに向かって背走、激走、猛ダッシュ!フェンス際で振り返った時に、球は遥か前方にポトリと落ち、一塁ランナーまで生還させてしまった。ボーンヘッド・・・。
そうです、つまり、難しい問題を克服しようとするあまり、簡単な問題まで考え過ぎて間違えるようになってしまったのだった。恐るべし!New Economist!ボルタの勘はあり得ない程、狂いに狂いまくった!それ以来、彼はNew Economist を闇に封印したのだった。←普通に良いテキストですけどね(うさぎ談)。
その後、彼は、最新蛍光灯、公式実話(←断じて週刊実話ではない)、トメイト、デスヨン、という良書に恵まれ、この不調を徐々に克服していったのだった。
しかし、ボルタには、まだまだ満点へのゴールは遥か彼方のように思えた。気が緩んだ瞬間、手に持っていたホッピーのジョッキを空中から落としていた(ダアア~ン)。←どんだけミャンマー?
ということで、まだまだ、まだまだ、
≪ボルタの冒険は続く≫
え?つまんないから、もう連載中止していいって?
・・・・・・・。
・・・・・・・。
ではまた!←ネガティブな声は無視した。
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