2015-03-24 Tue
英語学習においても仕事においても、全て完璧じゃないと気が済まないという人種がいます。仕事においては百歩譲ってそれでいいとしても、英語学習においては、それが足枷となるケースが多いように思います。完璧主義者は、100%完璧に理解して自分が納得できるまで先には進めないわけで、それが故に習得のスピードが鈍るんですよね。不明点を一旦保留して次に進めば、今日は100問できた筈なのに、完璧主義の拘りが悪い方向に作用して5問で終わっちゃう。分からないまま保留するのが気持ち悪くて、解決に時間をかけ過ぎるからです。残りの95問は一体どうなっちゃうの?
不明点を自分なりに調べるのは重要だと思うし、学習態度としては決して間違っていません。ただ、物事には、すべからく限度というものがあります。たった1問のために5時間も6時間もかけて、解決できて、それは嬉しいかもしれませんが、他の学習者はずっと先に走っていってしまいますよ。ここで取り戻しようがないくらいの差がついてしまう。
一気に完璧を目指さない。
いつか完璧に分かればいいわけです。それは別に今でなくてもいいわけです。
語学学習は数学じゃないから、この基本的な数式が理解できないと次の段階は絶対理解できないということは殆どありません。基本的な文法事項は習得しておく必要がありますが、何だか腑に落ちないという点が少しくらいあっても構わないのです。だって、学習を続けていさえすれば、いずれ自然に分かることだから。霧が晴れるように自然に分かる。
保留して次に進む勇気が望まれるところです。ただし、何処が分からなかったのか、きちんと印をつけておくことは必要です。そして、今の自分には分からないけど、“その時期”が来ればきっと分かるんだと、自分に言い聞かせて線を引くことです。
自分でコツコツと調べる段階で覚えていくことは沢山ありますから、その作業は大切ですが、見切りが重要だと僕は思っています。誰にも1日は24時間しかないから。歩みを止めてはいけない。
ちなみに、全然調べなくていいわけじゃありませんよ。実は僕も相当調べます。でもそれは、今の実力だからストレスなくできる作業なわけで、少し前まではできませんでした。これ以上は効率が悪いから止めるという境界線を自分なりに設けておくということですので、誤解なきよう・・・。
かつての僕のように全くの独学でなければ、何かの折に誰かに教えてもらってもいいですよね。そのほうが効率がいい。
もう一度言いますが、調べなくていいわけじゃありませんよ。基本的には自分で調べなくちゃいけないんです。やり過ぎはダメと言っているだけです、念のため。←しつこい。
ではまた。
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