2015-03-25 Wed
TOEIC韓国模試の現物を初めて見たのは、忘れもしない、2012年4月29日に開催された花田先生のチャリティセミナーだった。いや、厳密には、その後の懇親会の場だった。僕はこの日までTOEICのイベントには一切出席したことがなかった。たった一人で独学を貫いて満点を獲ると決めていたからだ。
でも、東日本大震災から1年経過し、何か手助けができないかと思案していたところ、花田先生を中心にTOEICのプロ達が集まってセミナーをやるという。参加費は、その一切が義援金として被災地に寄付されると聞いて、その考えの一部を改めたんだ。
いざ行ってみると、当然のことながら周りは知らない人ばかり。特に、懇親会はどうしても旧知の人達が固まるから、TOEIC社交界デビュー戦の僕は、独りポツンと座って飲んでました。正直、つまんねー、と思いながら。最初はね。
でも、お酒が入って場がこなれてくると、そもそも話題がTOEICで共通してるから、結構いろいろな人と話ができる環境になってきた。そこで初めて目撃したのさ、世に言う韓国模試というやつを!
後にシリーズものの学習会でお世話になることになるKiYoさんが持ってきていて、周囲の仲間達に誇らしげに見せてた。僕は隣のテーブルに居たんだけど、何だか、ただならぬオーラを感じとって近づいていったんだ。
「あのお~、Rabbitと申しますけど、そ、それは何ですか!!!」
「え、これ?これは韓国模試ですけど・・・。」
「韓国?何で韓国なんですか?エコノミーって書いてありますけど・・・。」
「韓国は日本よりTOEICが盛んなので、こういうのが沢山あるんですよ。」
「それ、どうやって手に入れるんですか?本屋さんで売ってるんですか?」
「日本の本屋さんには置いてません。」
忘れもしない、あれは、Economy5のRCだった。ラベンダー色の表紙が神々しく光り輝いて見えた。欲しい・・・。僕もそれ、チョー欲しいんですけどおおおっ~!
それから入手方法を教えてもらって、数月後には手に入れた。実は、注文方法がよく分からなかったから結局は輸入代行業者に頼ったけど、とにかく手に入れた。
チャリティセミナーから約4か月後の2012年8月24日、自宅にYES24の段ボールが届き、胸を躍らせながらカッターで開封した・・・。部屋に運ぶのも待ちきれずに玄関先で・・・。
そこには夢にまで見た韓国模試達が5冊、確かに入っていた。1冊ずつ、ガラス細工でも触るかのように丁寧に手に取り、中をパラパラとめくった。間違いなくTOEICの模試であることを確認し、僕は独り歓喜した。
そして、誰も居ない部屋で、宝物を抱きしめながら叫んだ。
お前達を必ず990の高みまで連れて行く!
ではまた。
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