2015-04-23 Thu
子供の頃の社交会デビューといえば、先ずは公園の砂場でしょうかねえ?少し年上のお兄ちゃんやお姉ちゃんが居て、恐る恐る入っていくみたいな・・・。そして小学校に上がると、次に待っているのが駄菓子屋デビューでしょう。母親からお小遣いを20円くらいもらって、それを手のひらに握りしめて走る。別に走らなくてもお店は逃げないんだけど、何故か、とりあえず走るんだよね(笑)。

当時、昭和40年代前半は、20円あったら結構な品物が買えたんですよね。1個5円のお菓子とか、いや、2個で5円のお菓子もあったなあ。おでんも1ネタ5円だった。串に刺してもらって、ほとんどチビ太のおでんでした。

揚げたてのコロッケも肉なしのジャガイモonlyだったけど1個5円だった。ほとんど具が入っていない薄っぺらいお好み焼きは10円だった。紅ショウガだけ僅かに入ってて、青海苔が少しだけ表面にかかってた(笑)。チェリオとかセブンアップなんかもよく飲みましたねえ。

<この飴玉はデカくて小さい子には危険なので、店のオバチャンがカナヅチで砕いてくれてた>
食べ物だけじゃなくて、遊び道具もたくさん売ってた。メンコ、ベーゴマ、ヨーヨー、なわとび、野球のゴムボールなど、欲しいものは何でも駄菓子屋で手に入ったんですね。まさに子供たちの夢の楽園、ワンダーランドでした。ここが社交場だった。というより、基地だったというほうが正確かな?
ここで本当に色々なことを学んだ気がする。その多くは社会のルールですね。それまでは家でのルールしか知らないわけで、まさに井の中の蛙に等しい。父親を頂点とした「家」での決まり事は閉ざされた狭い空間では絶対であっても、一歩「外」に出た瞬間に通用しないこともあった。
人間が作ったルールは場所が変われば役に立たないこともあるんだと初めて知った。お金の価値も徐々に分かってきた。順番を守るということ、弱いものを守るということ、お店のルールを守るということ、つまり、秩序らしきものを身を持って学んだような気がする。これが子供時代の人間形成に一役買っているわけです。
今はコンビニで何でも買えるし、お店で子供たちが交流するような機会は無くなりましたね。駄菓子屋は、まさに大人のカフェや居酒屋に相当するような空間だったのに・・・。便利さと引き換えに何か大切なものを失ったような気がしますね。全国にまだ少しは残っているようですが、ホントに数える程になってしまい、とても残念です。
今の僕にとっての駄菓子屋さんは、YES24かな(爆)。TOEICの韓国模試がズラリと並んでいて超魅力的です。20円では買えないけど(汗汗汗)。
ではまた。
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